2008年度 工学部 機械工学科 昼間コース — [選択] 4年(前期)

画像処理

Image Processing

教授・山田 勝稔

2単位

目的

コンピュータによる画像処理の基本原理と代表的な処理アルゴリズムおよびそれを組立てた 処理システムまでを学習することにより,画像処理の基礎及び問題点を概観し,将来自らの力でより進んだシステム を構築できるようにする.

概要

最初に画像処理に必要なウィンドウズプログラミングの基礎を説明したのち,画像の内部表現,表示,画像のディジタル化について述べる.ついで,基本的な画像処理手法について詳述したのち,画像処理を用いたひずみ計測システムを作成する.

キーワード

Windowsプログラミング,画像相関法,ひずみ計測

先行科目

機械計測科学計測

関連科目

C言語実習

要件

「C言語実習」を履修し,コンピュータの基本的な操作方法を習得していることを前提にして講義を行う.

注意

Visual C++インストールされているパソコンが利用できることが望ましい.

目標

1.コンピュータでの画像データの取り扱い方を理解する.(授業計画1∼6)
2.基本的な画像処理の手法を理解する.(授業計画7∼12)
3.各手法を組み合わせて目的の処理を達成する技術を習得する.(授業計画13∼15)

計画

1.C++プログラミングの基本構成
2.メッセージとデイバイスコンテキスト
3.再描画
4.メニューとリソース
5.ダイヤログボックス
6.ビットマップとその表示
7.ビットマップのバイナリ形式
8.仮想ウィンドウ
9.C++プログラミングのまとめと中間試験
10.デイジタル画像相関法
11.祖探索とニュートンラプソン法
12.祖探索(スキャン法)のプログラミング
13.祖探索(フーリェ変換法)のプログラミング
14.画像相関法によるひずみ計測システムのプログラミング1
15.画像相関法によるひずみ計測システムのプログラミング2

評価

毎回行うプログラミング課題50点及び期末試験50点とし,合計60点以上を合格とする.

JABEE合格

【成績評価】と同一である.

JABEE関連

(B)に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

八木伸行 他著「C言語で学ぶ実践画像処理」オーム社

参考資料

田村秀行 著「コンピュータ画像処理入門」総研出版

長谷川純一 他著「画像処理の基本技法」技術評論社

連絡先

山田(M621, 088-656-7364, yamada@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 金曜日 午後5時から午後6時まで