2008年度 工学部 化学応用工学科 昼間コース — [選択必修(B)] 2年(集中)

環境調和技術論

Eco-harmonized Technology & Management

非常勤講師・宜川 克

1単位

目的

環境調和の立場から産業技術の現状を分析し,日本産業の膨大な裾野を構成する工業,製造業の正しい方向性を探る.

概要

21世紀の日本の根源課題として,「環境」,「人口」および「エネルギー」を取上げ,これに沿って,正しい方向軸(蘇生型工業)に向けての,工業倫理の再構築による人材育成,事業育成,産業育成の重要性について論じる.

キーワード

持続的成長,LOHAS,技術倫理

関連科目

環境化学

要件

特になし.

注意

中国·四国国立大学工学系学部間単位互換対象科目であるため,他大学からの受講もある.

目標

1.環境調和に立場から,工業倫理再構築による工業,製造業の正しい方向性への展開を理解する.

計画

1.製造者責任の新展開
2.製造者責任のガイドライン構築
3.資源生産性重視の社会
4.循環経済サイクルの新展開
5.工業倫理-環境技術論
6.工業倫理-技術人材論(1)
7.工業倫理-技術人材論(2)
8.レポート作成(最終試験)

評価

講義への参加状況(質疑応答:4割)およびレポート(最終試験:6割)の内容を総合して行う.

JABEE関連

本学科学習・教育目標(A: ○),(B: ◎)に対応する.

対象学生

開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能

教科書

自作のテキストプリント

参考資料

宜川克著「エコロジー経営」日刊工業新聞社(2000)

「環境経営戦略」三修者(2000)

「流通サービスの環境シフト経営」同友館(2005)

「企業倫理学ノート」同友館(2006)

連絡先

安澤(化512, 088-656-7421, mik@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日 16:30∼17:30

備考

成績評価に対する講義への参加状況およびレポート(最終試験)の成績の割合は4:6とする.