設計製図
Design and Drawing
目的
前半では,電気機器の設計の基本的な考え方を説明し,変圧器を例とした設計法を演習を通じて修得する.後半では,製図規格の考え方を説明し,具体的な機械製図,電気製図および電子製図をCADによる演習等を通じて製図の基本を修得する.
概要
前半で,電気機器設計の概論と変圧器を例題とした設計演習を行い,後半で製図に関する各種製図規格と製図演習を行う.それぞれにレポート課題が出される.
キーワード
工業規格,機械製図,電気用図記号
関連科目
要件
「電気回路1」,「電気磁気学2」,「電気機器1,2」を履修していること.
注意
授業の進行にあわせてレポート課題が課せられ,レポート提出内容は平常点として加点されるので,毎回の予習·復習に加えてレポート提出は欠かさず行うこと.
目標
1. | 機器設計の基礎(材料,構成法等)を理解すること.[前半] |
2. | 変圧器の基本的な設計ができること.[前半] |
3. | 機械製図の基礎を理解すること.[後半] |
4. | 電気用図記号の基礎および有限要素法の概要を理解すること.[後半] |
計画
1. | 導電,鉄心材料の種類と特性 |
2. | 電気機器の装荷分配 |
3. | 電気機器の寸法と容量 |
4. | 変圧器基本設計例(鉄心寸法既知) |
5. | 変圧器の設計手順(一般仕様) |
6. | 設計変圧器の特性計算 |
7. | 設計演習 |
8. | 中間試験(到達目標1,2の評価) |
9. | 製図規格;規格化·標準化およびモジュール化 |
10. | 機械製図1;図面様式,図面に用いる線,図記号 |
11. | 機械製図2;寸法記入法,寸法公差記入法,はめあい記号 |
12. | 電気用図記号1;導体および接続部品,基礎受動部品,半導体,電気エネルギーの発生および変換 |
13. | 電気用図記号2;開閉装置,計器,2値論理,アナログ素子 |
14. | 有限要素法の概要,製図演習 |
15. | 期末試験(到達目標3,4の評価) |
16. | 試験の返却と解説等まとめ |
評価
試験50%(中間試験25%, 期末試験 25%) 平常点50%(レポート等)として評価し,前半と後半共に50%以上で合計が60%以上で合格とする.
JABEE関連
(D)専門基礎20%,(E)専門分野(電気エネルギー)50%,(F)創生·自律30%
対象学生
開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能
教科書
プリント
津村·大西著「JISにもとづく標準製図法」理工学社
参考資料
竹内·磯部著「電機設計大学講義」オーム社
「JIS電気用図記号」日本規格協会
連絡先
大西(E棟2階北 B-1, 088-656-7456, ohnishi@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
森田(E棟2階北 B-3, 088-656-7451, morita@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
備考
本授業科目(前半)に関するホームページアドレスは授業で案内します.