2008年度 工学部 知能情報工学科 昼間コース — [選択] 1年(後期)

データ構造とアルゴリズム設計

Data Structures and Algorithms

教授・青江 順一, 講師・森田 和宏

2単位

目的

ソフトウェア作法の基礎として,基本的データ構造と実装方法を実際に演習で作成·稼動させることで,アルゴリズムの基本手法の理解を深める.

概要

基本データ構造(配列,リスト,スタックとキュー,木)の演習課題とその模範解答により,探索,ソートアルゴリズムへ拡張できる基礎力の養成を図る.

キーワード

リスト構造,スタック,キュー,探索,ソート

要件

「コンピュータ入門1,2」,「アルゴリズムとデータ構造」の履修を前提にして講義を行う.

目標

1.種々のプログラミング言語に共通の構造化などの概念を習得させ,ソフトウェア開発を行う能力を育成する.

計画

1.C言語の基礎1·演習
2.C言語の基礎2·演習
3.C言語の基礎3·演習
4.リスト構造探索·演習
5.リスト構造更新·演習
6.スタックとキュー·演習
7.スタックと算術式·演習
8.中間試験
9.木の辿り方·演習
10.2分探索·演習
11.2分探索木·演習
12.ハッシュ法の探索·演習
13.ハッシュ法の更新·演習
14.ソート法·演習
15.文字列照合·演習
16.定期試験

評価

講義に対する理解力の評価は,演習の回答,レポートの内容を平常点とし,それに中間と最終試験の成績を総合して行う. また,演習では制限時間内でプログラムを作成する課題が突然与えられるので,常に緊張した授業となる.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

配布するプリント

近藤嘉雪 著「Cプログラマのためのアルゴリズムとデータ構造」ソフトバンク

参考資料

河西朝雄 著「改訂C言語によるはじめてのアルゴリズム入門」技術評論社

前橋和弥 著「C言語ポインタ完全制覇」技術評論社

連絡先

青江(Dr.棟604, 088-656-7486, aoe@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日 14:00∼17:00(年度ごとに学科の掲示を参照すること)

備考

1.「データ構造とアルゴリズム設計」では,1年前期で学習した「コンピュータ入門1,2」のC言語を利用して,「アルゴリズムとデータ構造」の内容が各自で設計·作成できる演習問題を十分に与える.
2.成績評価に対する平常点と試験の比率は4:6とする.