2008年度 工学部 化学応用工学科 昼間コース — [選択必修(B)] 3年(後期)

有機工業化学

Industrial Organic Chemistry

准教授・南川 慶二

2単位

目的

有機化学工業の基礎となる化学技術を講述し,各種有機材料の基礎と応用を理解させる.

概要

有機化学工業を有機化学及び高分子化学などの基礎化学技術の観点から講義し,身の回りで実際に役立っている有機材料の基礎と応用について詳述する.

キーワード

石油化学工業,有機材料合成,高分子物性

要件

受講までに開講されている有機化学及び高分子化学系の科目は修得していることが望ましい.

目標

1.有機工業製品の製造に関連する科学技術について理解を深める.
2.種々の有機材料合成法を理解する.
3.高分子材料の特徴と物性評価法を理解する.

計画

1.総論(有機化学工業の特徴,原料およびエネルギー資源,化学工業と環境)
2.石油精製
3.石油化学1
4.石油化学2,石炭
5.高分子材料総論
6.高分子材料合成1
7.高分子材料合成2
8.高分子材料合成3
9.高分子材料物性1
10.高分子材料物性2
11.高分子材料物性3
12.機能性高分子材料
13.油脂·界面活性剤
14.バイオテクノロジー
15.予備日
16.定期試験

評価

到達目標が達成されているかを試験60%,平常点(授業への取り組み状況,レポート,小テスト)40%で評価し,60% 以上あれば合格とする.

JABEE関連

本学科学習・教育目標(B:◎),(C:○)に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

山岡亜夫編著,上田充他著 「応用化学シリーズ 3 高分子工業化学」(朝倉書店)

参考資料

園田昇·亀岡弘編「有機工業化学」(化学同人)

今井淑夫·岩田薫著「高分子構造材料の化学」(朝倉書店)

伊勢典夫他著「新高分子化学序論」(化学同人)

連絡先

南川(化612, 088-656-9153, minagawa@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)