2008年度 工学部 電気電子工学科 夜間主コース — [選択] 4年(後期)

電磁環境工学

Electromagnetic Compatibility

教授・井上 廉, 非常勤講師・伊坂 勝生

2単位

目的

EMC(電磁的適合性)の概念,および干渉をイミュニティ(耐性)の関係について修得させる.

概要

電界と磁界について復習し,その実際的応用について講述する.

キーワード

EMC,ELF電界,ELF磁界

先行科目

電気磁気学2

要件

電磁気学,回路工学の内容を熟知していること.

注意

電磁気学を復習すること.

目標

1.電界と磁界の計算法について理解する.
2.EMCの概念を理解する.
3.電界と磁界と生体とのカップリング現象を理解する.

計画

1.EMCの概念
2.電界計算法
3.磁界計算法
4.自然界,居住・職場環境の電磁界
5.静電誘導
6.電磁誘導
7.電磁干渉(EMI)とイミュニティ
8.電界・磁界測定法
9.単相送電線からの電界と磁界
10.三相交流送電線による電力輸送の基礎
11.送電線からの電界磁界強度特性(レポート)
12.ELF電界と人体のインタラクション
13.ELF磁界と人体のインタラクション(レポート)
14.電界·磁界のミティゲイション
15.EMCのまとめ
16.定期試験

評価

到達目標の各項目が各々達成されているかを平常点(出席,レポートについて)30%,テスト60%で評価し,全項目平均で60%以上あれば合格とする.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

特に指定しない.

参考資料

大野木編著「電力工学II」朝倉書店

松浦編著「電気エネルギー伝送工学」オーム社

連絡先

井上(B-7, 088-656-7462, inouek@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜13:30 ∼ 17:30,水曜 13:30 ∼ 17:30

備考

1.出席率60%以下では本試験を受験できない.プレゼンテーションを行う場合は早目に申し出ること.発表前日までに発表内容を点検する.
2.平常点と本試験の点数の比率は4:6とする.平常点には出席状況,小テストの成績,レポートの成果を含む.なお,出席状況は講義ノートを参照して判断する場合がある.