2008年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 建設創造システム工学コース 博士後期課程

地盤環境設計特論

Geoenvironmental Design Theory

教授・山上 拓男, 准教授・鈴木 壽, 准教授・蒋 景彩

2単位

形態

講義

目的

地圏環境の適切な開発·保全や自然災害の防災·減災に資すべき地盤環境設計論,その中でも特に極限平衡法·極限解析法を中心とした土構造物の強度理論と,限界状態の土質力学を中心とした地盤材料の変形理論について講義すること.

概要

地盤環境設計理論の枠組み内で,特に斜面安定·支持力·土圧問題に代表される強度理論を極限平衡法·極限解析法の立場から講義する(山上拓男教授).また,変形理論としてのカムクレイモデルの生い立ちとその成長,さらには限界状態の土質力学に至るプロセスを最先端の研究成果を交えつつ講義する(鈴木 壽准教授).

キーワード

安定問題,変形問題

目標

1.土構造物の強度理論(安定問題の解法)全般を理解すること
2.地盤材料の変形理論の現況を把握すること

計画

1.安定問題概説
2.極限平衡法(その1)
3.極限平衡法(その2)
4.極限解析法(その1)
5.極限解析法(その2)
6.すべり線法(その1)
7.すべり線法(その2)
8.進行性破壊解析法
9.変形問題概説とカムクレイ理論の成立
10.限界状態線の存在
11.Roscoe Surface の存在
12.Hvorslev Surface の存在
13.飽和粘土の弾塑性理論
14.土の降伏面に対する関連流れ則
15.カムクレイモデルの状態曲面方程式

評価

授業最終日に課すレポートで評価する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

授業中に紹介する.

参考資料

授業中に紹介する.

連絡先

山上(A401, 088-656-7345, takuo@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること