中国言語文化環境論
肩書不明・安東 諒
2単位
目的
東洋的なものの見方·考え方とは何か? を鈴木大拙の『東洋的な見方』を手がかりとして考えてゆきたい.
概要
東洋的なものの見方·考え方の追究
キーワード
東洋的見方,禅,鈴木大拙,西洋の分析·分割論,東洋の総合·融合論
関連科目
注意
東西の比較論に興味ある者の受講を希望する.
目標
1. | 西洋的な進歩史観ではない見方·考え方のあることを知り,東西世界を相対的に把握することの視点を理解するよう努めることを目標としたい. |
計画
1. | 「東洋·西洋というと,漠然としたことになるが,話の都合がよいから分けておく.東洋的見方または考え方の西洋のと相違する一大要点はこうである.西洋では物が二つに分かれてからを基礎として考え進む.東洋はその反対で,二つに分かれぬさきから踏み出す」と鈴木は言う.西洋の分析·分割論に対する東洋の総合·融合論です.この東洋の考え方を思想·宗教·文芸等の諸面から追究してゆきたい. |
評価
教科書·参考書に関連するレポートを適宜に課し,文章表現力をも鍛練する.
教科書
『東洋的な見方』鈴木大拙著·上田閑照編(岩波文庫)を各自揃えること.
参考資料
『世界の禅者』――鈴木大拙の生涯――秋月龍ミン(玉+民)(岩波同時代ライブラリー129) ,『禅仏教』――根源的人間――上田閑照( 岩波同時代ライブラリー142) , 拙著『あわいのゆらぎ』等を適宜紹介する.
連絡先
安東(連絡先未登録)
- オフィスアワー: 金曜日12:00∼12:404 ando@ias.tokushima-u.ac.jp
備考
H19年度開講せず