文化人類学特論演習
教授・髙橋 晋一
2単位
目的
中国·台湾など漢族社会の宗教文化を取り上げた(文化人類学的視点による)文献を輪読することを通して,漢族社会の宗教的世界観を理解し,さらには,漢族の宗教文化と社会構造との関連,宗教文化とエスニック·アイデンティティとの関連といった問題に関する理解を深めることを目的とする.
概要
漢族社会の宗教文化研究
関連科目
注意
文化人類学未修者は,本授業の受講と平行して,下記のような概説書·キーワード集をあわせて読んでおくこと. 江渕一公『文化人類学-伝統と現代』放送大学教育振興会,2000年. 山下晋司·船曳建夫編『文化人類学キーワード』新曜社,1997年.
目標
1. | 漢族社会における宗教文化の構造と機能を,社会文化的文脈と関連づけながら理解できる. |
計画
1. | 漢族社会(さらには日本をはじめとする各地の華僑·華人社会)の宗教文化に関して文化人類学的視点から書かれた文献(邦文,英文,中文)を輪読する.発表担当者は担当部分のレジュメを作成してその要旨を報告し,その後受講生全員で討議を行う. |
評価
授業への取り組み状況と討議への参加意欲,報告内容の完成度をもとに評価する.
再評価
行わない.
教科書
以下のような文献を輪読していく予定である.参考書については授業中に適宜指示する.
渡邊欣雄『漢民族の宗教-社会人類学的研究』第一書房,1991年.
連絡先
髙橋(1314, 088-656-7126, takahasi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (後期)月曜日 11:55∼12:50,総合科学部1号館3階南棟·文化人類学研究室,E-mail takahasi@ias.tokushima-u.ac.jp