2008年度 医学部 保健学科 放射線技術科学専攻 学部課程 保健学科.放射線技術科学専攻 — [必修] 2年

放射線計測学

Radiation measurement

准教授・八木 浩史

1単位

目的

放射線測定器および放射線検出器全般にわたって,基本的な動作原理と特性が理解できることを目的とする.

概要

放射線測定器および検出器の動作原理と特性および放射線治療ならびに診断域における放射線測定の実際(X線·γ線·電子線)について講義する.講義内容と各章の重要事項のプリントを前もって配布し,重要事項を中心に解説する.

注意

20分以上の遅刻は欠席扱いとする.

計画

1.第1章 放射線計測学に必要な物理学
2.第2章 放射線単位と関連用語
3.第3章 放射線検出器の種類
4.第4章 照射線量の測定
5.第5章 吸収線量の測定
6.第6章 測定器の校正
7.第7章 放射能の測定
8.第8章 放射線エネルギーの測定
9.第9章 X線撮影領域の線量測定
10.第10章 放射線治療領域の線量測定

評価

全ての講義が終了後,自筆のノートのみを持ち込みとした試験を実施しさらに出席状況を加味して最終成績とする.原則として再試は行わない.章の重要度によっては小テストも実施する.

教科書

講義内容のプリントを配布する.

参考資料

日本放射線技術学会監修・放射線技術学シリーズ・放射線計測学・オーム社

日本医学物理学会編・外部放射線治療における吸収線量の標準測定法(標準測定法01)・通商産業研究社