2008年度 医学部 栄養学科 学部課程 栄養学科 — [必修]

生化学実験

Biochemistry Exercise

教授・宮本 賢一, 助教・伊藤 美紀子, 助教・瀬川 博子

2単位

目的

生化学実験において,酵素活性の測定と電気泳動は基本的な実験手段である.本実習では酵素の活性を測定して酵素の反応速度論について学習するとともに電気泳動の理論と操作法について学習する.また,遺伝子操作技術を習得し,遺伝情報を解読する技術を身につける.

計画

1.酵素反応速度論
  • 酵素反応に及ぼすpHの効果,温度の効果ならびに基質の効果について検討する.
2.電気泳動
  • 電気泳動の理論ならびにSDS-polyacrylamide gel電気泳動,ウエスタンブロッティングについて検討する.
3.蛋白質解析法
  • アルブミン蛋白質の細胞内局在の検討をする.
4.DNA解析法
5.DNAの抽出と精製
6.ゲノムDNAの抽出
7.ゲノムDNAの確認
8.PCR(polymerase chain reaction)法による遺伝子の増幅
  • 増幅した遺伝子のフラグメント検出
9.遺伝子情報の解析
10.遺伝子サブクローニング
11.形質転換(トランスフォーメーション)
12.DNAの電気泳動
13.コンピューターを利用した遺伝子解析
14.DNA配列及びアミノ酸配列の検索
15.DNASISを用いた遺伝子解析

教科書

教材は自製し配布する.

連絡先

宮本 賢一 (miyamoto@nutr.med.tokushima-u.ac.jp),連絡先:088-633-7081,FAX:088-633-7082
オフィスアワー: 授業日の12時∼13時,栄養学科実験研究棟(314号室)で行う.