2008年度 医学部 栄養学科 学部課程 栄養学科 — [選択]

運動・環境生理学

Exercise Physiology

教授・二川 健, 教授・小原 繁, 教授・中屋 豊

1単位

目的

健康の維持・増進のためには,栄養,運動及び休養のバランスが重要である.ところが近年,生活環境が変化し,運動不足による肥満症やその他の生活習慣病が増加しつつある.それらの予防のため,日常生活において積極的に運動することが推奨されている.しかし,不適切な運動は逆に身体を傷害する可能性があり,正しい運動の知識が求められる.そこで「運動・環境生理学」の講義においては,運動の種々の側面について教示し,健康増進及び疾病予防の観点から運動の意義について考察する.また,暑さ,寒さ,気圧,重力などの様々な環境因子に対する生体の反応,適応についても学ぶ.主な講義項目は以下の通りである.

計画

1.運動と健康
2.筋肉の構造と筋収縮
3.身体トレーニング
4.運動の測定,体力テスト
5.骨の構造と骨リモデリング
6.運動と生活習慣病
7.運動負荷試験,メディカルチェック

教科書

教科書を使用して講義するとともに,適宜プリントを配布して行う.

教科書:「運動生理学」(栄養科学シリーズNEXT),岸 恭一,上田伸男編,講談社サイエンティフィック

参考書:「オストランド 運動生理学」浅野勝己訳,大修館書店

参考書:「人間と適応」ルネ・デュボス著,木原弘二訳,みすず書房

連絡先

二川 健 (633-9248),nikawa@nutr.med.tokushima-u.ac.jp,栄養学科3F303室
オフィスアワー: 火曜日 16時∼17時
小原 繁 (656-7213),obara@ias.tokushima-u.ac.jp
オフィスアワー: 水曜日 17時∼18時
中屋 豊 (633-7090),nakaya@nutr.med.tokushima-u.ac.jp,栄養学科3F312室
オフィスアワー: 火曜日 12時∼14時