2009年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [必修] 2年(後期)

生物統計学

Biological Statistics

教授・野地 澄晴

2単位

目的

生物現象の解析,生物関係の測定結果の解析などに用いる統計学について理解すること.

概要

統計学の基本について学び,その生物学への応用について講述する.

キーワード

統計処理,EXCEL,検定

要件

EXCELが使用できること

注意

EXCELのソフトが使用できる環境があること.各自が作成したノートを中心に試験を行う.

目標

1.統計学の基本を理解する.
2.生物学に関する現象を統計学的に処理できるスキルを得る.
3.統計学的処理で得られた結果の判断ができる.

計画

1.統計学ついて
2.データの変動性をどう処理するか
3.差があるかどうかを検定する t検定
4.2標本t検定
5.2つ以上のグループ間の差に対する検定 分散分析(ANOVA)
6.2次元分散分析
7.データ間の関連の見分け方 相関分析
8.回帰分析 および 中間試験
9.データをカテゴリーに分類して処理する方法 カイ二乗検定
10.データの分布を見分ける方法
11.不規則な分布のデータや順位の処理 Mann-Whitney U検定
12.Friedman検定
13.検定の選び方
14.統計処理の結果を表示する方法
15.実験を立案する方法
16.期末試験

評価

出席率80%以上で,到達目標2項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度はレポート(随時)(40%),期末試験(60%)で評価する(出席点は加えない).

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(A)に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

すぐできる生物統計 Roland Ennos (打波,野地訳) 羊土社

参考資料

4Steps エクセル統計

連絡先

野地(化生棟803, 088-656-7528, noji@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日15:30-17:00