2009年度 工学部 電気電子工学科 昼間コース — [必修] 1年(前期)

電気電子工学入門実験

Electrical and Electronic Engineering Laboratory (Intr.)

准教授・北條 昌秀, 教授・酒井 士郎, 講師・芥川 正武, 助教・宋 天

1単位

目的

(1) 電気電子工学科での学習の入り口として,教員および学生相互のコミュニケーションをはかるとともに,目的意識を持たせ,大学生としての学習生活に慣らせる.(2) 電気電子工学学科における研究室紹介と研究室訪問を通じて 学科での研究活動の概要を紹介する. (3) 電気電子工学の初学者に特別な専門知識を必要とせずに基礎的なことから先端技術までを幅広く体験学習させ,電気電子工学に興味を抱かせる.(4) 入学後の早い段階で,知的活動への動機づけを高め,科学的な思考法と適切な表現能力を育てる.

概要

(1) クラス担任を中心に,教務委員,学生委員を交えて討論による双方向的学習によって,入学時に直面する学習方法の問題点を解決する.(2) 電気電子工学に興味を抱かせることを念頭に,電気電子工学科を構成する物性デバイス,電気エネルギー,電気電子システムおよび知能電子回路の4大講座分野の研究活動の概要を紹介した後,各講座に関する基礎から先端技術まで幅広く取り混ぜて体験学習形式で実施する.

キーワード

電動機,結晶成長,パーソナルコンピュータ,電子回路

要件

なし

注意

大学生としての生活および学習活動全般にわたるガイダンスと電気電子工学科でどのような研究が行われているか,また基礎的な実験で電気電子工学に興味を抱かせるなどの多くのプログラムが組まれているので 毎回の出席は欠かせない.

目標

1.工学倫理の概念とエンジニア教育に対する必要性を認識させる.
2.知的体験学習を通じて電気電子工学に興味を抱かせる.
3.知的活動への動機づけを高め,科学的な思考法と適切な表現能力を育てる.

計画

1.オリエンテーション
2.発光ダイオード,光検出器,太陽電池の特性(3週)
3.電動機の組立:電動機を組み立て,回転原理を考える(3週)
4.パソコン組立:パーツから組み立て,ソフトをインストールして働かせる(3週)
5.電子回路工作:電子回路部品を使って電子回路を試作し,動作を確かめる(3週)
6.Word によるレポートの作成演習(2週)

評価

興味を抱いた分野の演習課題2題のレポートについてそれぞれ配点50%,全体を100%で評価し,60%以上で合格とする.

JABEE関連

(A)教養·倫理10%,(B)社会情報20%,(D)専門基礎50%,(F)創成·自律20%

対象学生

開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能

教科書

徳島大学工学部導入教育テキスト「学びの技」,プリント等

参考資料

多田隈進他著「電気機器学基礎論」電気学会(オーム社)他

連絡先

1年クラス担任