2009年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 電気電子創生工学コース 博士前期課程

通信工学特論

Advanced Theory of Electrical Communication

教授・大家 隆弘

2単位

形態

講義

目的

通信の理論解析手法および多ノード間の通信に必要な通信制御方式を修得させる.

概要

多ノード間通信を実現するコンピュータネットワーク上の通信の概要を説明するとともに,ディジタル情報通信の実現例としてインターネットの構成,実装例について講述する. (講義形式)

キーワード

ディジタル通信,コンピュータネットワーク,ネットワークアーキテクチャ

要件

学部教育における通信工学を理解していること.

目標

1.ネットワーク通信の制御方式およびネットワーク上のアプリケーション実装方法について理解する.
2.情報通信のセキュリティを保つための必要な手法を修得する.

計画

1.ディジタル通信の概要
2.数学的な準備
3.ネットワークアーキテクチャ
4.有線及び無線ネットワークの物理層
5.有線及び無線ネットワークのデータリンク層
6.ネットワーク層と経路制御
7.トランスポート層
8.トラフィック制御
9.ネットワーク通信のセキュリティ
10.対称鍵暗号方式と公開鍵暗号方式
11.セッション層
12.プレゼンテーション層
13.アプリケーション層
14.アプリケーションの実装例(HTTP, SMTP)
15.アプリケーションの実装例(DNS, SNMP)
16.無線ネットワーク

評価

授業最終日に課すレポートで評価する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

授業中に紹介する.

連絡先

大家(E棟3階北 C-1, 088-656-7479, alex@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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