2009年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 建設創造システム工学コース 博士前期課程

破壊·構造力学特論

Advanced Fracture and Structural Mechanics

教授・成行 義文

2単位

形態

講義

目的

平面骨組構造物のマトリックス変位法による解析方法を理解させ,例題の解説と演習問題によりその応用力を養う.

概要

平面骨組構造物をコンピュータで解析するのに適したマトリックス変位法について解説し,演習問題を解かせて応用力を養成する. なお,教科書には,英文テキストを使用する.また,輪講形式の授業である.

キーワード

骨組構造,マトリックス変位法,平面構造,弾性解析,英文

要件

構造力学の知識を有すること.

注意

十分に予習をしておくこと.

目標

1.平面骨組構造物のマトリックス変位法による解析方法を理解する.

計画

1.ガイダンス/構造解析法の変遷(pp.1-10)
2.構造解析に関する基礎事項1(pp.11-16)
3.構造解析に関する基礎事項2/静定構造物と不静定構造物(pp.16-21)
4.構造解析法 (pp.21-26)
5.変位法/軸方向力を受ける棒要素の剛性行列(pp.26-33)
6.棒構造物の剛性行列(pp.33-39)
7.剛性行列の特性/ねじりを受ける棒要素の剛性行列(pp.39-44)
8.はり要素の剛性行列 (pp.44-47)
9.直接剛性法による剛性行列の組立て1(pp.47-54)
10.直接剛性法による剛性行列の組立て1(pp.54-59)
11.対称幾何学(pp.59-64)
12.所定の変位に関する2・3の考察(pp.64-70)
13.演習問題(pp.71-72)
14.演習問題(pp.72-73)
15.期末試験
16.答案返却及び解説

評価

期末試験の評点(40点満点)と和訳レポートの評点(60点満点)の合計が60点以上の場合を合格とする.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

Matrix and finite element displacement analysis of structures, D.J.DAWE, Clarendon press, Oxford, 1984

参考資料

授業の際に適宜紹介する.

連絡先

成行(A510, 088-656-7326, nariyuki@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること