2009年度 医学部 栄養学科 学部課程 栄養学科 — [選択]

栄養情報処理学実習

Statistics practice course for nutritional science

目的

情報を数値化して比較する作業は,自然科学のあらゆる分野で行われている.栄養学においてもそれは例外ではない.栄養調査や各種実験などで得られた情報は,数値化し客観的に比較・検討することによって初めて正しく利用することができる.本実習では,複数の数値情報間に客観的な差(有意差)があるということがどういう意味なのかを理解し,数値間の比較の方法を習得することを目的とする.複数の数値情報間の差を検定する方法をいくつか紹介し,実際にそれらを利用することにより,局面に応じて最適な検定法を用いることができる力を養う.

計画

1.統計量と片寄り
2.「有意差」とは何か
3.関連2群間の差の検定(パラメトリック)
4.関連2群間の差の検定(ノンパラメトリック)
5.関連2群間の差の検定まとめ
6.独立2群間の差の検定(パラメトリック)
7.独立2群間の差の検定(ノンパラメトリック)
8.独立2群間の差の検定まとめ
9.多群間の差の検定(1)
10.多群間の差の検定(2)
11.相関係数
12.自由課題の選定
13.自由課題の検討
14.自由課題の発表(1)
15.自由課題の発表(2),実習の総括

教科書

参考書:「バイオサイエンスの統計学」-正しく活用するための実践理論 市原 清志著 南江堂

実習の進行に合わせて必要な資料を適宜配布する.

連絡先

栄養学科教員