2009年度 総合科学部 人間社会学科 マルチメディアコース 学部課程 — 2年(後期)

美術概論

徳島県立近代美術館 非常勤講師・江川 佳秀, 教授・平木 美鶴

2単位

目的

日本美術を中心とした絵画,彫刻,工芸等の具体的な作例に則して,日本美術と東洋美術,さらには西洋美術との関係を論じ,その背後にある文化思想の特性を浮き彫り にする.

概要

美術文化思想

キーワード

美術,芸術,文化思想

先行科目

現代絵画論

注意

授業の一環として,徳島県立近代美術館の特別展会場で,展示作品を前に授業を行うことがある.その場合は土曜日,または日曜日に授業を振り替えて実施する(現地集合,現地解散,要展覧会観覧料).

目標

1.美術に対する基本的な知識と理解力を身につける.

計画

1.美術とは何か1(近代以前と以降)
2.美術とは何か2(境界線上の「現代美術」)
3.美術を読み解く約束事1(日本美術)
4.美術を読み解く約束事2(東洋美術)
5.美術を読み解く約束事3(西洋美術)
6.作家,作品研究1(靉光)
7.作家,作品研究2(山下菊二)
8.作家,作品研究3(幕末,明治初頭の洋画家たち)
9.作家,作品研究4(主題と美術-戦争記録画,ナチの美術,プロレタリア芸術運動など)
10.大衆アートの系譜-竹久夢二,高畠華宵,中原淳一など
11.近代東アジア美術の諸相
12.実際の作品を前にして1(徳島県立近代美術館・郷里のイメージを描く-谷口董美,山下菊二兄弟(仮称))
13.実際の作品を前にして2(徳島県立近代美術館・明治・大正・昭和 国立美術館名作展(仮称))
14.試験
15.まとめ

評価

試験またはレポート.ただし出席点も若干加味する.

再評価

行わない

教科書

教科書は,使用しない.参考資料,参考図書の情報は,授業時間中に指示する.

連絡先

平木(103, 088-656-7167, hiraki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日11:50∼12:50

備考

本年度開講する.隔年講義である.