アジアの近代
目的
私たちに身近な時代である「近代」とはどのような時代であるのか.我々は「近代」に漬かって生きているために,逆に見えにくくなっていることがあるのではないだろうか.本講義では,近代における「文学」や「文学者」のあり方を考察することを通じて,「近代」という時代を再検討してみたい.近代研究を志す学生のみならず,古い時代に興味を持つ学生諸君にも,ぜひ自分たちの生きる時代について再確認して欲しい.
概要
日本と中国における近代と「文学」
注意
この授業は有馬·邵・鳥羽の三人で担当する.第一回の授業で授業の具体的な進め方を記したシラバスを配布するので,欠席しないこと.
目標
1. | 「近代」についての理解を深める.また日本·中国をはじめとするアジアの「近代」の諸相に触れ,「近代」が抱える問題について自分の頭で考える力を身に付ける. |
計画
1. | 以下のようなテーマを予定している. |
2. | ·日中における「文学」概念の形成 |
3. | ·「文学史」,「古典」とは何か? |
4. | ·明治期∼現在の日中の文化交流 |
5. | ·モダニズム文学について |
6. | ·時代反映の諸相 |
評価
毎回のミニ·レポート(50%,出席確認を兼ねる)及び期末試験(持ち込み可)(50%)による.
再評価
行わない.
教科書
授業中に適宜指示する.数多くの文献を紹介するので,ぜひできるだけ多くの文献を読破して欲しい.
連絡先
有馬(088-656-7119, arima@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 随時可
鳥羽(2326, toba@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 随時可
邵(yingjian@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 随時可