2009年度 人間·自然環境研究科 自然環境専攻 修士課程 選択科目 物質科学 — 1年(前期), 2年(前期)

地球環境造構学演習

教授・村田 明広

2単位

目的

四国の三波川変成帯・秩父帯を対象として,付加年代,地質構造,変成作用について文献を講読するとともに,公表された地質図を読む努力をし,解釈に問題がないか確認して,問題点の解決にあたる.

概要

四国の三波川帯・秩父帯の地質構造・変成作用を理解する.

キーワード

三波川変成帯,秩父帯,地質構造,変成作用,黒瀬川帯

注意

野外調査を実施します.野外調査も含めて,必ずしも計画に示された順番通りに授業を行うわけではありません.

目標

1.三波川帯・秩父帯に関して地質構造・変成作用の概要について説明できるようになる.

計画

1.三波川変成岩類に関する論文講読1 原岩の付加堆積物
2.三波川変成岩類に関する論文講読2 変成作用
3.秩父帯北帯に関する論文講読1 付加堆積物の年代
4.秩父帯北帯に関する論文講読2 変成年代
5.秩父帯北帯に関する論文講読3 変成作用
6.秩父帯北帯に関する論文講読4 地質構造
7.黒瀬川帯の基盤岩類と変成岩類
8.黒瀬川帯の白亜系
9.淡路島の野島断層・浅野断層
10.地質図を読む1 矛盾点がないか読み取る
11.地質図を読む2 断層・褶曲の再検討を行う
12.四国の御荷鉾緑色岩類の野外調査
13.四国の秩父帯北帯の野外調査
14.四国の黒瀬川帯の野外調査
15.四国の三波川帯の野外調査
16.総括授業

評価

受講の積極性とレポート

再評価

実施しない.

教科書

指定しない.

参考資料

狩野謙一·村田明広,「構造地質学」,朝倉書店,1998年

須鎗和巳ほか編,「四国地方」,共立出版,1991年

連絡先

村田(総合科学部3号館2S03, 088-656-7242, murata@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日12時00分∼13時00分

備考

隔年開講.本年度(2009年度)開講.