2009年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 経済社会 — 1年(後期), 2年(後期)

財政学特論演習

助教授・石田 和之

2単位

目的

地方税に関連する近年の議論を理解する

概要

地方税に関連する主要な研究論文や研究書をいくつか取り上げて,受講生と担当教員によるディスカッションを行うことを通じて,近年の地方税のあり方に関する議論の動向を理解する.とくに,今年の講義では,固定資産税を題材に議論を進める.

キーワード

地方税,課税自主権,税源配分,固定資産税,政策税制

関連科目

財政学特論

目標

1.財政学に関する研究論文を理解するための知識を修得する

計画

1.ガイダンス
2.地方税の理論:簡単な文献サーベイ
3.日本の地方税制(1):地方税原則
4.日本の地方税制(2):道府県税制
5.日本の地方税制(3):市町村税
6.日本の地方税制(4):最近の地方税制改正の動向
7.政策税制としての地方税
8.地方税のグリーン化
9.中間試験
10.固定資産税の概要
11.固定資産税の経済理論(1):伝統的見解
12.固定資産税の経済効果(2):新見解
13.固定資産税の経済効果(3):便益説
14.固定資産税における資産評価(1):土地
15.固定資産税における資産評価(2):家屋・償却資産
16.レポート提出

評価

授業への取組状況および提出されたレポートにより評価

教科書

未定

参考資料

開講時にリストを配布

連絡先

石田(2206, 0886567169, k-ishida@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日5·6講時