2009年度 徳島大学 共通教育 社会性形成科目群

自然と技術 / アクティブラーニングで環境から科学を考える

Science and Technology / Regard Science from Social Elements by Active Learning

平成19年度以前の授業科目:『自然と技術』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然と技術 / アクティブラーニングで環境から科学を考える』

准教授・齊藤 隆仁, 学術研究員・嵯峨山 和美

2単位

 水(3・4) 全(全)

授業のタイプ

講義および演習

授業の目的

社会は情報に溢れているが,これらの情報を取捨選択するのは私たち自身である.一方向からの情報を丸のみするのではなく,一度,異なった世界から物事を考えると,同じ情報や条件であっても異なる考察へと導かれることに気づく.また,日本とは異なる世界の環境から物事を考えるグループ学習を通じて,身近の物から世界の科学の恩恵を感じる.物事を考える楽しさを知り,学習態度を豊かにする.

授業の概要

日本とは異なる環境から科学に関する課題についてグループ学習を行い,自ら感じ考える意見を文章にまとめる.具体的には,開発途上国での体験記や開発途上国を疑似体験するゲームを通して,科学の視点の多様性を知り,必要性について考える.科学の進歩や開発途上国の恩恵を身の周りの物と結びつけながら,科学をより身近なものと捉える.授業の要約を文章にまとめて提出し,物事を考える楽しさを感じる.最後に小論文にまとめて発表する.

キーワード

アクティブラーニング,開発途上国,医療,理数科教育,科学の恩恵

受講者へのメッセージ

授業は,グループ討論と自分の考えを文章にまとめることが中心となる.様々な人の意見をよく聞き,自分で良く考え,積極的に発言・行動できる姿勢が望まれる.教育GP関連授業であるので,講義に社会人が参加する予定である.

到達目標

1.日本とは異なった世界から科学を考える体験を通して,物事を考える楽しさと身近な物で世界における科学の恩恵を感じる.

授業の計画

1.ガイダンス
2.この授業で何を学ぶのか?何を学びたいのか?
3.開発途上国の科学に関する疑似体験ゲーム
4.疑似体験ゲームを通してグループ学習
5.開発途上国での医療活動体験記
6.医療についてグループ学習(1)
7.医療についてグループ学習(2)
8.開発途上国での理数科教育体験記
9.理数科教育についてグループ学習(1)
10.理数科教育についてグループ学習(2)
11.科学の恩恵をうけた身近なものを考える
12.個別課題設定
13.個別課題の検討
14.個別課題の小論文作成
15.小論文発表
16.意見交換会―これまでの授業を振り返って―

成績評価の方法

授業の要約や課題について文章にまとめ提出50%,課題小論文・発表50%として総合的に評価する.

再試験の有無

有り

教科書

指定なし

連絡先

齊藤(総合科学部3号館1N08, 088-656-7232, saito@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 金曜日 11:55∼12:50
嵯峨山(学生支援室, 088-656-7299, sagayama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)