2010年度 工学部 化学応用工学科 夜間主コース — [選択] 2年(後期)

化学工学2

Chemical Engineering 2

教授・中村 嘉利

2単位

目的

従来の化学反応では達成し得なかった省エネルギー反応であるバイオリアクターによるプロセス設計の基礎知識を修得させることを目的として,酵素反応,微生物反応,固定化酵素反応プロセス,固定化微生物反応プロセス及び発酵工学を修得させる.

概要

酵素や微生物を用いた反応速度論,バイオリアクターのプロセスシステム工学を講述する.

キーワード

酵素,微生物,醗酵

要件

「生物有機化学1」の履修を前提にして講義を行う.

注意

毎回の復習は欠かさずに行い,演習,試験に備えること.

目標

1.酵素反応速度論を理解する.
2.微生物反応速度論を理解する.
3.バイオリアクターの設計,操作,制御を理解する.

計画

1.生物化学工学概要
2.導入演習
3.酵素と微生物について
4.酵素反応速度論Ⅰ
5.酵素反応速度論Ⅱ
6.演習Ⅰ
7.微生物反応速度論Ⅰ
8.微生物反応速度論Ⅱ
9.中間試験
10.バイオリアクターの設計と操作Ⅰ
11.バイオリアクターの設計と操作Ⅱ
12.演習Ⅱ
13.バイオリアクターの制御Ⅰ
14.バイオリアクターの制御Ⅱ
15.生物化学工学の応用と展望
16.期末試験(2/6)

評価

出席率80%以上で,到達目標3項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度は中間試験1回(40%),レポート2回(20%),期末試験1回(40%)で評価する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

土戸哲明,高麗寛紀,松岡英明,小泉淳一著 「微生物制御」講談社サイエンティフィク

参考資料

山根恒男著 「生物反応工学」産業図書,福井三郎監修・編 「バイオリアクター」講談社サイエンティフィク,海野肇,中西一弘,白神直弘,丹治保典著 「生物化学工学」講談社サイエンティフィク

連絡先

中村(機械棟7階, 088-656-7518, ynakamu@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日17:00-18:00

備考

原則として再試験は実施しない