発変電工学
Power Generation and Transformation Engineering
准教授・北條 昌秀
2単位
目的
電気エネルギーは,人類の生活スタイル,社会経済動向,環境問題に密接に関係しており,現状と将来展望の正確な把握は大変重要である.本授業では電気エネルギーの各種発生方式について説明し,演習,レポート提出等を通じて理解を深めることを目的とする.
概要
電気エネルギーの各種発生方式の現状と将来展望について,発電設備概要,運用方法,経済性を説明する.また,変電設備概要,運用方法についても説明する.
キーワード
水力発電,原子力発電,火力発電
要件
電気回路,電気磁気学を修得しておくこと.
目標
1. | 電力需要と環境との関係を理解する. |
2. | 各種発電方式を理解する. |
3. | 変電所設備を理解する. |
計画
1. | 電力需要と環境 |
2. | 発変電技術の歴史と概要·レポート |
3. | 水力発電の基礎 |
4. | 水力発電方式·演習 |
5. | 火力発電の基礎 |
6. | 火力発電方式·小テスト |
7. | 火力発電の実際 |
8. | 原子力発電の基礎 |
9. | 原子力発電方式·演習·レポート |
10. | 新発電方式の基礎 |
11. | 電力貯蔵方式 |
12. | 変電所の設備 |
13. | 変電所の運用·レポート |
14. | 発変電設備の診断技術の現状 |
15. | 予備日 |
16. | 定期試験 |
評価
到達目標の3項目が各々達成されているかを試験80%(中間試験40%,期末試験40%),平常点(レポート)20%で評価し,全体で60%以上で合格とする.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
電気学会編「発電·変電」改訂版,オーム社
参考資料
榊原建樹 編著「電気エネルギー基礎」,オーム社
福田務,相原良典 著「絵とき 電力技術」,オーム社
連絡先
北條(E棟2階北 B-2, 088-656-7452, hojo@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
備考
エネルギー問題は,国内外の経済動向,環境問題,紛争等に密接に関係しているので,日頃より新聞,雑誌,メディア等の関連する項目には注意すること.