2010年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 機械創造システム工学コース 博士前期課程 — [選択]

システム設計

System Design

教授・小西 克信

2単位

形態

講義

目的

システム設計を行うための基礎知識として,力学系のモデリングと制御および画像認識に関する代表的な方法を理解させることを目的とする.

概要

システムは人間が所定の目的を達成するために様々な要素を有機的に組み合わせて構成するものであり,設計の手順は,問題点の分析と把握,目的設定,設計,解析と最適化,評価などの多数の過程から成り立っている.この講義の前半部分では自動制御系の設計方法として,産業機械を例にとってモデリング,制御.シミュレーションの具体例を述べる.後半では制御系の目標値を自律生成するのに必要な画像認識の方法,例えばにニューラルネットワーク,サポートベクターマシン,平均シフト,疎テンプレートなどについて述べる.

キーワード

モデリング,運動方程式,振動制御,ニューラルネットワーク,サポートベクターマシン,平均シフト,疎テンプレート

関連科目

振動工学特論

要件

学部教育における設計工学と自動制御理論を理解していること

目標

1.機械システムのモデリングと制御の方法を理解すること
2.物体検出のための画像認識法を理解すること

計画

1.モデリング
2.運動方程式(1)
3.運動方程式(2)
4.モード解析
5.防振制御(1)
6.防振制御(2)
7.シミュレーション
8.中間試験
9.画像処理の基礎(1)
10.画像処理の基礎(2)
11.画像処理の基礎(3)
12.平均シフトによる画像の領域分割
13.疎テンプレートによる物体追跡
14.ニューラルネットワークによる物体検出
15.HOGとSVMによる物体検出
16.期末試験

評価

2つの試験とレポートで評価する.

対象学生

開講コース学生のみ受講可能

教科書

授業中に紹介する.

参考資料

授業中に紹介する.

連絡先

小西(M423, 088-656-7383, konishi@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)