分子設計学
Advanced Molecular Design
形態
ポートフォーリオ
目的
精密合成または精密重合の基本原理を,反応活性種の極性·配位子の構造設計·反応場への不斉導入などの観点から理解する.
概要
化学反応や分子間相互作用を電子,原子,分子の動きとして捉え,化合物の構造とその反応性及び性質の関係を分子論的に講義し,種々の物質機能を発現させるための化学的アプローチについて講述する.
キーワード
連鎖重合,リビング重合,立体特異性重合
先行科目
関連科目
要件
大学卒業レベルの有機化学および高分子化学の知識を有することが望ましい.
目標
1. | 精密合成の基本原理を理解する. |
2. | 精密重合の基本原理を理解する. |
計画
1. | 有機ラジカルの特性 |
2. | ラジカル種の構造とESR |
3. | ラジカルの構造と反応性 |
4. | ラジカル機構に基づいた分子設計と合成 |
5. | ラジカル重合による機能材料の合成 |
6. | 不均一系遷移金属触媒による重合 |
7. | 均一系遷移金属触媒による重合 |
8. | 遷移金属触媒による重合ー立体制御 |
9. | ルイス酸を用いた反応制御 |
10. | 立体特異性重合 |
11. | 反応場と分子設計 |
12. | 分子集合体と分子設計 |
13. | 不斉場を用いた反応制御 |
14. | 重合反応への物理ゲルの応用 |
15. | デンドリティックポリマー材料の分子設計と合成·応用 |
評価
課題によって成績を評価する.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
プリントを配布する.
参考資料
野瀬卓平他編「大学院高分子科学」講談社
連絡先
右手(化学棟406, 088-656-7402, ute@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日 15:00 ∼ 17:00
平野(化405, hirano@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)