人間関係論
Human Relations
教授・關戸 啓子
1単位
目的
人間関係の形成は,ケア及び各種専門職の連携の上で基盤となるため,医療従事者に必要な人間関係の基礎知識を修得することを目的とする.
概要
人間関係の基礎的な理論にふれながら,保健医療分野に携わる者として必要な患者や家族等の人間関係について論じる. さらに,体験的に理解できるように,学生同士で役割を決め模擬体験できる場面も設定し授業を行う. 毎回小レポートを提出してもらい,知識の確認を行う.
キーワード
コミュニケーション,ロールプレイング,臨床場面
関連科目
注意
特に出席を重視する . 毎回,小レポートを提出してもらう.
目標
1. | 良い人間関係を形成するための,コミュニケーションの基礎を理解する. |
2. | 社会的役割について理解する. |
3. | 役割葛藤の解決方法を理解する. |
4. | リーダーシップについて理解する. |
5. | 面接時における望ましい対人関係のとり方を理解する. |
6. | 人間関係に関する心理社会学的諸理論の概要を理解する. |
7. | 闘病する患者とその家族および医療従事者の人間関係を理解する. |
8. | 終末期にある患者とその家族および医療従事者の人間関係を理解する. |
9. | 家族を失った家族および医療従事者の人間関係を理解する. |
10. | チーム医療における,医療従事者間の人間関係を理解する. |
計画
1. | コミュニケーションの基礎(1) |
2. | コミュニケーションの基礎(2):学生同士良いコミュニケーションのとり方について体験する. |
3. | 社会的役割と人間関係(1) |
4. | 社会的役割と人間関係(2) |
5. | リーダーシップと小集団のダイナミックス(1) |
6. | リーダーシップと小集団のダイナミックス(2) |
7. | 医療における面接と心理社会学的諸理論(1) |
8. | 医療における面接と心理社会学的諸理論(2):学生同士スムーズな面接方法について体験する. |
9. | 闘病する患者とその家族および医療従事者の人間関係(1) |
10. | 闘病する患者とその家族および医療従事者の人間関係(2) |
11. | 終末期にある患者とその家族および医療従事者の人間関係 |
12. | 家族を失った家族の人間関係および医療従事者の人間関係 |
13. | チーム医療における医療従事者間の人間関係(1) |
14. | チーム医療における医療従事者間の人間関係(2):学生同士チーム医療をスムーズにすすめる人間関係のとりかたを体験する. |
15. | 試験 |
16. | 総括授業:まとめと振り返り |
評価
定期試験に,小レポート,出席と授業への参加態度を加味して総合的に評価する .
教科書
適宜プリントを配布する.
参考資料
岡堂哲雄:人間関係論入門,金子書房
連絡先
關戸(088-633-9035, sekido@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 毎週水曜日,金曜日の18:00∼19:00