基礎栄養学実習
Basic Nutrition Exercise
目的
この実習では,基礎栄養学により学習した理論を基にして,基礎から応用まで広く活用できる学習とする.脂質の蓄積と代謝について学習する.肥満のメカニズムについて,肥満動物の肥満遺伝子(レプチン)を解析し,肥満遺伝子異常が生体における体重のコントロールや脂質・糖質代謝異常に関わる過程について学習する.
計画
1. | 肥満動物の糖質・脂質代謝異常についての解析:血糖の測定 |
2. | 肥満動物の糖質・脂質代謝異常についての解析:体重変化 |
3. | 肥満動物の糖質・脂質代謝異常についての解析:摂食量の観察 |
4. | 肥満動物の糖質・脂質代謝異常についての解析:体内脂肪量の測定 |
5. | 肥満動物の糖質・脂質代謝異常についての解析:エネルギー代謝測定 |
6. | 肥満遺伝子レプチンの理解:PCR (polymerase chain reaction)法によるレプチン遺伝子の増幅 |
7. | 肥満遺伝子レプチンの理解:増幅したレプチン遺伝子のフラグメント検出 |
8. | レプチン遺伝子異常と肥満発症メカニズムの理解:レプチン蛋白の機能測定 |
9. | レプチン遺伝子異常と肥満発症メカニズムの理解:肥満動物における脂質代謝酵素測定 |
10. | レプチン遺伝子異常と肥満発症メカニズムの理解:肥満動物における糖質代謝酵素測定 |
教科書
教材は自製し配布する.
連絡先
宮本 賢一 (miyamoto@nutr.med.tokushima-u.ac.jp),連絡先:088-633-7081,FAX:088-633-7082
- オフィスアワー: 授業日の12時∼13時,栄養学科実験研究棟(314号室)で行う.