栄養情報処理学実習
Statistics practice course for nutritional science
1単位
目的
情報を数値化して比較する作業は,自然科学のあらゆる分野で行われている.栄養学においてもそれは例外ではない.栄養調査や各種実験などで得られた情報は,数値化し客観的に比較・検討することによって初めて正しく利用することができる.本実習では,複数の数値情報間に客観的な差(有意差)があるということがどういう意味なのかを理解し,数値間の比較の方法を習得することを目的とする.複数の数値情報間の差を検定する方法をいくつか紹介し,実際にそれらを利用することにより,局面に応じて最適な検定法を用いることができる力を養う.
計画
1. | 統計量と片寄り |
2. | 「有意差」とは何か |
3. | 関連2群間の差の検定(パラメトリック) |
4. | 関連2群間の差の検定(ノンパラメトリック) |
5. | 関連2群間の差の検定まとめ |
6. | 独立2群間の差の検定(パラメトリック) |
7. | 独立2群間の差の検定(ノンパラメトリック) |
8. | 独立2群間の差の検定まとめ |
9. | 多群間の差の検定(1) |
10. | 多群間の差の検定(2) |
11. | 相関係数 |
12. | 自由課題の選定 |
13. | 自由課題の検討 |
14. | 自由課題の発表(1) |
15. | 自由課題の発表(2),実習の総括 |
教科書
参考書:「バイオサイエンスの統計学」-正しく活用するための実践理論 市原 清志著 南江堂
実習の進行に合わせて必要な資料を適宜配布する.
連絡先
栄養学科教員