ディジタル音響処理
教授・宮澤 一人
2単位
目的
コンピュータで音を扱うためには,音をディジタルデータとして取り込む.こうして取り込んだ音を様々に加工し,聴いていて不快にならないように効果的に編集することが必要不可欠である.この講義では,音をコンピュータに取り込み,その音を加工し,最終的にはCDに定着できるようにするための,様々な技術を実践的に学ぶ.
概要
ディジタル方式を理解し,コンピュータでの音の扱い方の基礎を学ぶ
キーワード
アナログとディジタル,サンプリング·レート,音声編集
先行科目
注意
実習室の関係で,マルチメディアコース所属学生を優先する.人数が多い場合,充分に実習が行えない可能性があることを事前に承知しておくこと.
目標
1. | 専用のアプリケーションを使用し,音処理の基本操作ができる. |
計画
1. | 音とは? |
2. | 音のディジタル化とは(サンプリングの原理) |
3. | 音を上手に取り込むための機材とそれらの基本的な使用方法 |
4. | コンピュータへの音の取り込み(実践) |
5. | WAVE編集の基本(その1) |
6. | WAVE編集の基本(その2) |
7. | 楽音とさまざまなノイズ(音楽を邪魔する音) |
8. | ノーマライズとコンプレッサー |
9. | クロスフェードの実習 |
10. | フェードインとフェードアウト |
11. | 講義内容を踏まえて,音響処理の実習(その1) |
12. | 音響処理実習(その2) |
13. | 音響処理実習(その3) |
14. | 音響処理実習(その4) |
15. | 総括授業 |
16. | 期末レポート提出 |
評価
授業への取り組み方と積極性(50%)および最終のレポート(50%)
再評価
行わない.
教科書
使用しない
参考資料
音楽·映像デジタル化Prifessionalテクニック (発行:インプレスコミュニケーションズ)
連絡先
宮澤一人
- オフィスアワー: 木曜日昼休み(研究室に在室している時は,特別な場合を除いて対応可能)
備考
1. | 今年度は開講する.当初の予定と変わっているので,授業時間帯に注意すること. |
2. | 今回が最終回となる.今後は特別な要望がない限り開講しない. |
3. | 平成20年度以前入学生を対象とする,21年度以降入学生は受講できない. |