ミュージアムスタディー
Museum Studies
教授・石井 健二
2単位
目的
歴史的な19世紀中期における画像表現技術を学ぶと共に,美術館·図書館·公官庁等で所有している古写真や芸術作品の保存·修復·管理について,その在り方,必要性等についても考察を深め,画像表現と画像保存の両局面から今後考えられる画像文化のあり様を探る.
概要
画像の表現のあり方及び芸術作品の保存·修復·管理について理解を深めるとともに,より良い照明による作品の展示方法等についても考察する.
キーワード
保存修復
先行科目
関連科目
注意
後期開講.受講条件:文化遺産の保護と修復そしてデジタルアーカイブについて考察しておくこと.映像デザイン表現研究,アーツアンドテクノロジー論を受講することが望ましい. 講義はマルチメディアB棟1階 講義・実習室にて行う.
目標
1. | より良い保存コンディションによる作品の展示方法を身につける. |
計画
1. | 本授業では主にミュ-ジアムに於ける写真画像について検討を行う.19世紀中期以降現代に至るまでに表現された,写真画像を教材とし,画像の識別方法について検討を行う. |
2. | 受講者による発表を中心に授業を進める |
3. | 21世紀における写真画像保存の現状とその必要性について |
4. | 写真撮影と撮影画像の利用方法について |
5. | ハウジング実習とその必要性について |
6. | 写真画像の劣化と古文書の管理方法について |
7. | コンディションレポートの書き方について |
8. | コンディションレポート作成 |
9. | 写真画像の識別方法について |
10. | 白黒フィルムを使った,オブジェの撮影実習 |
11. | 白黒フィルム処理について |
12. | カラーフィルムを使った,オブジェの撮影実習 |
13. | カラーフィルム処理について |
14. | 作品の展示方法について |
15. | レポート提出 |
16. | 総括授業 |
評価
課題と期末レポート及び,授業への取り組み状況などをもとに総合的に評価する.
再評価
行わない.
教科書
講義の中でテーマ毎に紹介する.
参考資料
授業の中で配布する.
連絡先
石井(マルチB-203, 088-656-7165, ishii@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 木曜日 昼休み
備考
1. | 22年度 後期開講. |
2. | 22年度は,金3・4講時開講. |
3. | 講義はマルチメディアB棟1階 講義・実習室にて行う. |