アジア史演習
教授・葭森 健介
2単位
目的
東アジアの歴史·社会に関する様々な情報をいかに入手し,これを利用して行くか,大学でアジア学を学ぶ上での基礎的手法とこれを応用して行く研究手法と技能を身につける事を目的とする.
概要
歴史を中心としてアジアについて学ぶ上で必要な情報の収集の仕方,整理に役立つ技術,問題を整理する上で重要な観点,資料や論文の読み方,報告したり,レポート·論文を書く上で留意すべき事柄などを実際の資料や論文を扱うことで身につけてもらう.扱う内容は受講生の関心と能力を踏まえ,受講生と相談の上決める.前期はアジア史・アジア研究についての基本文献の探し方,辞書・目録の使い方,研究文献目録の概要について説明し,実地訓練を行う.
キーワード
アジア史,情報収集,資料分析,論文作成
先行科目
アジア地域交流史,アジアの近代
関連科目
注意
授業は報告と討論が中心となるのでレジュメの準備が必要.この授業は,学生が主体的に行動することによって成り立つ授業なので,強い自覚を持って出席されたい.なお講義計画は授業内容を項目にまとめたものであって,必ずしも順序を示すものでない.
目標
1. | 自分の興味に従って様々な情報や資料を探し出し,レジュメなどを作成して他者に対し情報の内容,自分の意見を説得的に発表しうる能力を身につけることを目標とする. |
計画
1. | アジア研究に必要な情報とは |
2. | 情報はどこにあるのか? |
3. | 徳島大学で使える情報の活用法 |
4. | 情報検索はどのように行うのか1-図書館と文献目録 |
5. | 情報検索はどのように行うのか2-コンピューターを使った情報検索 |
6. | 資料の種類と使い方1-文献資料の種類 |
7. | 資料の種類と使い方2-文献資料の分類法<目録学の基礎知識> |
8. | 資料の種類と使い方3-出土資料の活用法 |
9. | 辞書の使い方1-漢和辞典の歴史と読み方 |
10. | 辞書の使い方2-漢和辞典のひき方 |
11. | 辞書の使い方3-大漢和辞典を活用してみる |
12. | 漢字文化圏のコンピューター活用法-コード変換と外字処理 |
13. | 資料リストの作成と実習 |
14. | 文献リストの作成方と実習 |
15. | 口頭発表-期末試験に代えて |
16. | 総括 |
評価
平常点を中心とする.特に,発表の準備,内容,準備してきた資料を重視する.
再評価
平常点に再評価はありえない
教科書
テキストはなく,授業の進度に合わせ,プリントを配布する.
参考資料
参考書についても,発表のテーマに応じ,その都度指摘する.
連絡先
- オフィスアワー: (前後期) 水曜日 12時30分∼13時30分