ソルフェージュ
教授・片岡 啓一
2単位
目的
当授業では,音楽能力の基礎的な訓練を主たる目的とする.この授業は,あらゆる音楽分野の勉強をする際の土台を形成するものとして重要である.
概要
音楽における基礎的な聴覚訓練的学習.
キーワード
音楽の聴覚的訓練,音楽の基礎訓練,新曲,視唱,楽典
先行科目
注意
当授業では,主体的で積極的な受講姿勢が望まれる.普段の実習的な側面では,その出来具合も大切だが,他人と比較して自分のことを考えるよりは,むしろ自分自身の中での感性的成長を念頭において授業を受けてほしい.先行科目·関連科目はあくまでも参考程度のものなので,それに束縛される必要はない.なお同授業は,平成19年度入学の学生までは受講する資格があるが,平成20年度以降に入学した学生は,この授業そのものがカリキュラムから抹消されているので,同授業を受講することができなくなる.その点,充分注意すること.それから,同授業は,昨年度(平成21年度)までに受講できる学生は,全員受講するように努めていただいた.そのような経緯もあって,今年度(平成22年度)以降は,原則的には同授業はできれば開講したくないという希望が教員サイドにあるので,その点,充分に留意していただきたい.
目標
1. | 音楽的感性と理論について,基礎的次元での認識を深める. |
計画
1. | この授業においては,具体的には,楽譜を視唱したり(新曲視唱),旋律とか和音を聴いてそれを五線譜に楽譜として記入したり(聴音),音楽の基礎的な知識·理論等について勉強したり(楽典),又時間が許せば音楽鑑賞も行いたいと考えている.ただそれは,毎時間並行的·継続的に積み重ねてゆくものなので,ここでそれを時間的·段階的に区分するかたちで説明することは無理である.その点ご了解願いたい. |
2. | 1-14週目 最初に書いた内容を毎回繰り返す授業となる.実践的な内容が多く,個人によって指導の仕方や対応の仕方も異なるので,何週目に何をするといった書き方はできない. |
3. | 15週目 総括授業.授業内容全体について意見交換等を行う. |
評価
試験は行わず,レポートを提出することによって単位を出す.レポートは提出期限を厳守すること.成績評価には,授業への取り組み姿勢などに基づく平常点も当然加味される.
再評価
行わない.
教科書
とりたてて指定はしないが,教材·資料等はその都度教官サイドが準備する.
連絡先
- オフィスアワー: 前期木曜日の昼休み
備考
同授業は,平成22年度は前期·水曜·1-2講時に開講する.なお,平成20年度以降に入学した学生にとっては,カリキュラムそのものから同授業が抹消されているので,平成20年度以降に入学した学生は同授業を受講することができない.その点,充分注意すること.又,昨年度の授業を実質的に最終回としたいということで対応してきた経緯を踏まえて,今年度は実質的には同授業はできれば開講したくないという教員サイドの希望があるので,その辺の事情は極力ご理解いただきたい.