工芸表現研究
教授・平木 美鶴
2単位
目的
工芸と純粋美術の違いは,絵画や彫刻のような純粋美術が生活の中での使用目的を全く持たないことに対して,工芸品は陶芸,手芸,木工などのように日常生活における使用目的を持った要素が多くなる.しかしながら,最近のすぐれた現代工芸は使用目的から離れ,純粋美術に近付いてきている.そのような現代工芸のあり方を探ると共に,工芸の実技を通して素材への理解や道具を使用する基本的な能力を養う.具体的には木を素材として木の特徴を理解した上で木を切る,削る,磨く,着色することにより木工作品を制作する.
概要
工芸
キーワード
美術,芸術,工芸
注意
500円程度の材料費が必要である.
目標
1. | 現代工芸を理解し表現する. |
2. | 素材への理解や道具を使用する基本的な能力を養う. |
計画
1. | 現代工芸について |
2. | レリーフについて |
3. | ·構想を練る |
4. | ·下絵を木にトレースする |
5. | ·構想に従い大まかに切り取る |
6. | ·彫刻刀でレリーフを入れる |
7. | · 磨きを入れ完成. |
8. | 3.木彫の立体作品 |
9. | ·構想を練る |
10. | ·下絵を木に描く |
11. | ·構想に従い大まかに切り取る |
12. | ·彫刻刀で彫る |
13. | 〃 |
14. | 〃 |
15. | · 磨きを入れ完成. |
16. | 批評会 |
評価
評価は,作品評価を基本として,出席や授業への取組み姿勢等を併用して行う.
再評価
行わない
教科書
教科書は,使用しない.準備物としてスケッチブック,彫刻刀,定規,絵の具などが必要である.
連絡先
平木(103, 088-656-7167, hiraki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日 12時∼13時
備考
1. | 隔年開講,本年度開講する. |
2. | 新カリキュラム「工芸表現と技法」との読み替えである. |