2010年度 総合科学部 人間社会学科 法律経済コース 学部課程 — 4年(通年)

経済学演習II[財政学]

EconomicsSeminar2

准教授・石田 和之

4単位

目的

受講生自らが課題を見つけ,分析し,結果を得ることができるようになる.そのために必要な技術を習得する.財政に関する理解を深める.学生同士の親睦を深める.

概要

受講生自らが決定した課題を解決するのに必要な技術を指導する.また,財政学研究室では財政の実務家との懇話会が開催される.実務家との討論により財政についての現実を感じ,刺激を受けることも期待される.

キーワード

行財政改革,税制改革,財政,財政分析,地方財政

関連科目

財政学I財政学II

目標

1.自分で文献を探し,分析し,結果を出す
2.学生同士の親睦を深める

計画

1.ガイダンス
2.財政学とは何か
3.日本財政の現状と課題
4.予算制度
5.市場メカニズムと資源配分の効率性
6.資源配分機能(1):公共財
7.資源配分機能(2):外部効果
8.資源配分機能(3):費用逓減産業
9.所得再分配機能
10.経済安定化機能(1):自動安定化装置
11.経済安定化機能(2):裁量的財政政策
12.国と地方の役割分担
13.国と地方の税源配分
14.政府間財政関係(1):地方交付税
15.政府間財政関係(2):補助金
16.官民の役割分担
17.政府の捉え方(1):慈悲深い政府
18.政府の捉え方(2):リバイアサン政府
19.集団的意思決定の理論
20.財政の持続可能性(1):ドーマー命題
21.財政の持続可能性(2):プライマリーバランス
22.日本の税制の現状と課題
23.所得課税
24.消費課税
25.資産課税
26.その他の課税:目的税,政策税制など
27.公債(1):国債
28.公債(2):地方債
29.社会保障(1):医療
30.社会保障(2):年金

評価

平常点により評価する

再評価

なし

教科書

未定(受講生と相談の上,決定)

連絡先

石田(2206, 0886567169, k-ishida@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 随時