基礎生物学 / 基礎生物学T
Basic Biology / Basic Biology
平成19年度以前の授業科目:『基礎生物学』
平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『基礎生物学 / 基礎生物学T』
准教授・佐藤 高則
2単位
月(5.6) 工(生1年)授業のタイプ
講義
授業の目的
これから生物工学を学ぶために,まず生体がどのような物質から成り立っており,どのような機能を有しているかを理解することが必要となる.本講義は我々生命を構成する生体高分子に焦点を当て,それらの機能からバイオテクノロジーへの応用に至るまで幅広く基礎知識を学ぶことを目的としている.
授業の概要
生体高分子や細胞をベースに,基本的な構造,機能からバイオテクノロジーへの応用までを講義し,今後の専門課程の学習に対する一助とする.高校で生物を履修していない学生を想定して,高校レベルの基礎から講義する.
キーワード
生体高分子,遺伝子,バイオテクノロジー
受講者へのメッセージ
毎回,授業の最後に課題を出しますので出席してください.
到達目標
1. | 細胞の細胞小器官の構造と機能が理解できる. |
2. | 生体高分子の構造が理解できる. |
3. | 遺伝子の複製,転写,翻訳が理解できる. |
4. | 基本的なバイオテクノロジーが理解できる. |
5. | バイオテクノロジーに対する自分の意見が持てるようになる. |
授業の計画
1. | シラバスと講義概要の説明(1回) |
2. | 細胞の構造と機能:細胞の細胞小器官の構造と機能(3回) |
3. | 生体高分子の基礎(タンパク質,核酸,脂質,糖)(6回) |
4. | バイオテクノロジーの歴史と概論(1回) |
5. | 遺伝情報の流れ,遺伝子工学と応用(遺伝子の複製,転写,翻訳)(2回) |
6. | タンパク質工学,酵素工学(1回) |
7. | 定期試験(1回) |
8. | 総括授業(1回) |
成績評価の方法
毎回の課題(60%)と定期試験(40%)によって評価する.定期試験は持込可とする.
再試験の有無
有
教科書
ヴォート「基礎生化学」(第2版)田宮ほか訳(東京化学同人)
参考書
Essential 細胞生物学(中村他,南江堂)
さらにプリントを適宜配布する.
配布プリント(一部)および実施済み課題は下記URLからもダウンロードできます.
連絡先
佐藤(3N05, 088-656-7657, tsatoh@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 在室時はいつでもよい.総合科学部3号館北棟3階(生物化学研究室)