2010年度 徳島大学 共通教育 社会性形成科目群 — 毎年(後期)

共創型学習 / 空海と歩く-歩き遍路の世界-

Creativity Development / Walk with Kukai (World of Henro on Foot)

平成19年度以前の授業科目:『共創型学習』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『歴史と文化 / 空海と歩く∼歩き遍路の世界∼』

教授・田中 俊夫

2単位

 月(9.1) 全

授業のタイプ

講義および演習

授業の目的

88ヶ寺を巡る四国遍路は四国固有の文化として何百年にも渡って,形を変えながら,継承されてきた.この四国遍路を世界遺産として申請しようという活動も始まっている.車遍路が全盛の今日にあって,また「歩き遍路」が見直されてきている.特に若者が急増しているのである.遍路の文化と歴史を知り,そしてなぜ今歩くのか,その意味を考え,さらには実際の遍路体験の中から自分自身に起こる変化を体験してみよう.またグループ活動として遍路に関わるレポートテーマを決め,体験型の調査を行い,発表する.

授業の概要

「歩き遍路」をテーマにした授業であるから,「歩く」ということと「遍路から学ぶ」を2本の柱として授業を組み立てる. 「歩く」トレーニングでは,歩数計を使って仮想遍路旅を行う. 「遍路から学ぶ」では,歩き遍路に関連するテーマをグループ毎に設定し,文献調査や実地調査を行い,クラスで報告する. 両者の融合として,実際の歩き遍路を体験する.また,実際に歩き遍路を行っている社会人との合同授業も行い,体験談を聞いたり意見交換をしたりする.

キーワード

歩き遍路,空海,ウォーキング,健康,自分探し

受講者へのメッセージ

歩き遍路体験などは日曜·祝日などを利用して実施します.

到達目標

1.歩き遍路1日体験をやり遂げる.遍路についての知識を身につける.仲間と協力してレポートを作成し,発表する.

授業の計画

1.オリエンテーション,歩き遍路とは
2.歩き遍路に必要なトレーニング,健康に対する効果
3.歩き遍路体験者のお話を聞く
4.歩き遍路半日体験「お遍路さんになろう」
5.お遍路を支えるボランティア活動
6.歩き遍路1日体験
7.レポートテーマの検討,グループワーク
8.パワーポイントを使ったレポートプレゼンテーション

成績評価の方法

グループレポート(20点),出席状況・授業に対する熱意(50点),ウォーキング実践(6点),歩き遍路体験(12点),期末レポート(12点)

再試験の有無

なし

参考書

参考図書を紹介する

連絡先

田中(088-656-7280, tanaka@cue.tokushima-u.ac(no-spam).jp)