生活と社会 / ボランティア実践
Living and Society / Volunteer and society
平成19年度以前の授業科目:『生活と社会』
平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『生活と社会 / ボランティア実践』
授業のタイプ
講義
授業の目的
ボランティアを理論としてではなく,実践的な活動として理解すること.また,実際のボランティア活動を通じて,市民セクターが社会を支えることの意味を理解すること.
授業の概要
NPO法人新町川を守る会理事長の中村英雄氏を講師に迎えて,実際に新町川を守る会の活動に参加する中で,「ボランティア」について考えてゆく.新町川を守る会は,吉野川フェスティバルの運営や,撫養航路(徳島∼鳴門)などのイベントや観光事業も行っているが,その基本は毎月1日と第3土曜日の午後1時∼3時に実施されている,船による新町川の清掃活動にある.本授業は,ボランティアの実践を課題としているので,課外授業として第3土曜に川の清掃活動への参加や,土日に開催される他のイベントなどへの参加が可能なことが受講の条件となる. また,新町川を守る会は,本年度よりNPOの中間支援センターの指定管理を受けている.新町川を守る会の事例を通じて,個人のボランティア活動だけではなく,組織として社会問題に関わるNPO,中間支援など,実際にボランタリーセクターが地域社会を支えている現状についての理解を深めてもらう.
キーワード
ボランティア,環境,NPO
先行科目
受講者へのメッセージ
自分や社会を振り返り,物の見方を変えたり豊かにするような講義を目指したい.そうした意味での「教養」を身につけたい学生の受講を歓迎する.
到達目標
1. | 受講者が日常的に地域でボランティア活動に関わるライフスタイルを持ったまちづくりの主体となることを目指す. |
授業の計画
1. | 「実践」を重んじるので,「新町川を守る会」の活動予定に合わせて授業を組み立てる.現時点(2010年1月)では,未確定部分が多いので第1回目のガイダンス時に授業計画をお知らせします. |
成績評価の方法
授業中の出席と発言,イベントへの参加,最後のレポートによって評価する.半ばゼミのようにして進めていくので,通常の講義とは異なることを予め理解してほしい.詳しくは初回に資料を配付して説明するので,必ず出席すること.
再試験の有無
無
教科書
教科書は使用しない.
参考書
金子郁容『ボランティア --もうひとつの情報社会』岩波書店,1992
連絡先
- オフィスアワー: 木曜日12:00∼12:45(時間帯は随時メールにてご相談下さい)