2010年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

歴史と文化 / 写真画像保存技術概論

History and Culture / Introduction to Photograghic Technique

平成19年度以前の授業科目:『歴史と文化』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『歴史と文化 / 写真画像保存技術概論』

教授・石井 健二

2単位

 木(3.4) 全

授業のタイプ

講義および演習

授業の目的

表現された写真画像の歴史的背景や表現方法の識別を目的とする.なお社会(あるいは学問体系)における同授業を受ける意義とかその必要性,あるいは,同授業の社会における立ち位置等について,私自身が考えていることを書いておきたい.現代社会は外国文化との接触・交流の密度が増し,広い意味での異文化理解についての深い勉強を大学生活の中で積極的に行うことが,どのような分野を専攻しようとしている学生にとっても,極めて大切である.この授業は,そのような意味においても大変有益であり,又,多様なビジュアルコミュニケーションを最初に書いたような趣旨で学生時代に学ぶことは,どのような研究分野を目指している学生にとっても,直接的にも間接的にもプラスに働くことが多いのではないかと思っている.

授業の概要

19世紀中期以降,現在までに表現された写真画像を教材とし,画像の識別方法についても講義する.

キーワード

画像保存

受講者へのメッセージ

講義は総合科学部マルチメディアA棟1階 芸術講義室にて行う.2010年度は,後期の木曜日 3・4 講時に開講する.教養様科目の単位となります.30人で締め切る.写真画像保存に興味関心のある意欲的な学生を望む.

到達目標

1.表現された写真画像の識別と時代背景についての認識を深める.

授業の計画

1.本講義では.ミュージアムに於ける写真画像について検討を行う.19世紀中期以降現代に至るまでに表現された,写真画像を教材として,画像の識別方法について検討をおこなう.
2.受講生による発表を中心に授業を進める
3.21世紀における画像保存の現状とその必要性について
4.写真撮影と撮影画像の利用方法について
5.ハウジング実習とその必要性について
6.写真画像の劣化と古文書の管理方法について
7.コンディションレポートの書き方について
8.コンディションレポート作成
9.写真画像の識別方法について
10.白黒フィルムを使った,オブジェの撮影実習
11.白黒フィルム処理について
12.カラーフィルムを使った,オブジェの撮影実習
13.カラーフィルム処理について
14.作品の展示方法について
15.レポート提出の締め切り
16.総括授業

成績評価の方法

授業への取り組み状況,レポート及び出席状況などにより総合的に評価する.

再試験の有無

行わない.

教科書

教科書は使用しない.適宜プリントを配布する.

参考書

講義の中で配布する.

連絡先

石井(マルチB-203, 088-656-7165, ishii@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日昼休み