2010年度 総合科学部 総合理数学科 数理科学コース 学部課程 — [選択] 2年(前期)

数理科学の基礎Ⅲ

准教授・小野 公輔

2単位

目的

行列や幾何ベクトルなど高校数学で学習した内容を一般化し,大学数学における線形代数学の入門的な内容を解説する.特に,行列や行列式などにかかわる基本事項の習得を目指す.

概要

行列や行列式などの入門的な線形代数学の基本事項を解説する. 授業は講義形式で行う.

キーワード

行列,ベクトル,行列式

注意

授業には積極的に取り組むこと.

目標

1.授業で取り扱った行列・ベクトル・行列式の基礎・基本を理解し,対応する演習問題の解答が導けるようになること.

計画

1.授業の内容は以下の通りであるが,学生の理解度に応じ適宜その内容および進度に変更を加える.1.数について
2.行列の定義
3.行列とベクトル
4.行列の演算
5.正則性
6.行列のべき
7.基本変形
8.逆行列の求め方
9.連立1次方程式
10.同次連立1次方程式
11.行列式
12.行列式の性質
13.行列式の展開公式
14.行列式の応用
15.発展問題

評価

授業への取り組み状況,宿題,演習,試験などをもとに総合的に評価する.

再評価

教科書

「理工系の線形代数学入門」守安一峰・小野公輔共著(サイエンス社)

連絡先

小野(総合科学部1号館2S05室, 0886567218, ono@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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