地域の防災
目的
各種の自然災害の防御·軽減と災害時の危機管理に向けた地域防災計画の合理化に必要な基礎知識を習得させる．
概要
学期前半は，①地震，②地盤，③土石流·泥流，④洪水·内水氾濫，⑤津波·高潮の災害について，過去の災害事例を踏まえながらそれぞれの特性や発生機構を解説するとともに，防災対策の基本事項を解説する．学期後半は，地域防災計画の沿革と現状を述べたあと，実効性のある計画策定を行う際に持つべき視点と留意点を解説する．
キーワード
自然災害，地域防災計画，被災者救済，自主防災支援
注意
なし
目標
| 1. | 種々の自然災害の特性と防災対策の基本を理解する． |
| 2. | 地域防災計画の現状と計画策定上の要点を理解する． |
計画
| 1. | ガイダンス，最近の災害から |
| 2. | 地震・津波災害の実態 |
| 3. | 南海地震と防災対策 |
| 4. | グループワーク・南海地震について考える |
| 5. | 土砂災害の実態 |
| 6. | 土砂災害と防災対策 |
| 7. | グループワーク・土砂災害について考える |
| 8. | 洪水災害の実態 |
| 9. | 洪水災害と防災対策 |
| 10. | グループワーク・洪水災害について考える |
| 11. | 防災の法規 |
| 12. | 防災基本計画 |
| 13. | 応急対応・復旧・復興対策 |
| 14. | 減災(自主防災) |
| 15. | 減災(企業防災) |
| 16. | 期末試験 |
評価
到達目標1の達成度を，前半のグループ発表会の評点と後半試験の関連部分の評点により評価し，評点≧60%を当目標のクリア条件とする．到達目標2の達成度を後半試験の関連部分の評点により評価し，評点≧60%を当目標のクリア条件とする．2項目の到達目標をクリアした場合を合格とし，成績は，各到達目標の評点の重みをそれぞれ65%および35%として算出する．
再評価
再試験では60%をクリア条件とするが，評点は一律に60点とする．
教科書
なし
参考資料
京都大学防災研究所編「防災計画論」，平成22年度版・防災士教本など
連絡先
中野(A310, 088-656-7330, nakano@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: オフィスアワー:年度ごとに学科の掲示板を参照のこと．
蒋(A311, 088-656-7346, jiang@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること
田村(A414, 088-656-9407, tamura@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること
備考
分担方法は第1回講義で提示する．