2010年度 徳島大学 共通教育 社会性形成科目群 — 毎年(前期)

共創型学習 / iPhoneアプリ開発入門

Creativity Development / iPhone Application Development - Introductory Course

平成19年度以前の授業科目:『共創型学習』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然と技術 / iPhoneアプリ開発入門』

教授・吉田 敦也

2単位

 水(7.8) 全

授業のタイプ

講義および演習

授業の目的

1.モバイル社会をイノベートする可能性の高いアプリケーションを開発できる人材育成,2.モノづくりや起業に必要なマインド,創造的思考力を備え,目的設定や確実な実行ができる人材育成, 3.実社会と接点をもちながら開発や課題解決に取り組み,新たな社会価値を生み出そうとする人材育成.これら3つの大きな目標のもと,先端的インターフェイスを備えたモバイル端末であり,地理的・時間的条件に関わらず一瞬にして世界ビジネスが可能となる米国Apple社の「iPhoneアプリ」の企画・開発・公開の基礎を学習する.

授業の概要

スマートフォンと呼ばれるiPhone(アイ・フォーン)の使い方と活用の基礎,特色あるiPhoneアプリ,Apple戦略,ビジネスモデル等について基本的知識を身につける.iPhoneアプリ開発の基礎,設計と制作に関する基本事項を学習する.これらの後,簡単なサンプルアプリのプログラミング演習,そして,オリジナルなiPhoneアプリの企画・開発に取り組む.

キーワード

iPhoneアプリ,創造的思考力,企画・開発,プログラミング,製品化

受講者へのメッセージ

授業のなかでiPhoneアプリ開発を演習するため,設備的な制約から,定員は10名とする.ただし,大学の設備を使わず,自身で所有のMacBookを持参できる学生は最大10名まで参加可能.また,通信料のことからiPhone機能の紹介などはデモ的に行う.開発演習にあたってはiPhoneは使わずiPodTouchを用いる.授業の一部はeラーニングによって行うので,自宅,下宿,モバイル環境からのインターネットアクセスが可能であることが望ましい.iPhoneを所有している受講者が多い場合はiPhoneによる授業運営も試みる.

到達目標

1.独自のiPhoneアプリを企画・開発し,Appストアに出品できる一歩手前まで到達する

授業の計画

1.はじめに(iPhoneアプリとは,本授業の進め方・ゴール・準備について)
2.スティーブ・ジョブズの思想とシリコンバレーの創発力
3.iPhone, iPodTouchの基本操作とiPhoneアプリ
4.MacBookの基本操作と機能
5.開発環境の構築
6.開発ツールと基本操作
7.開発の流れ
8.プログラミングの基礎1-Objective-C
9.プログラミングの基礎2-フレームワーク
10.プログラミングの基礎3-インタフェースデザイン
11.サンプルアプリの制作1
12.サンプルアプリの制作2
13.サンプルアプリの制作3
14.iPhoneアプリの企画とiPhoneらしさの設計
15.iPhoneアプリのコーディングと製品としてのブラッシュアップ
16.発表会

成績評価の方法

授業中の課題のインターネットを通じた提出状況, バーチャルクラスルームへの参加度(議論,情報共有,提案等),最終課題(オリジナルなiPhoneアプリ開発)の内容と発表に対するクラスメイト評価を総合して判定する

再試験の有無

実施しない

教科書

「基礎からのiPhone SDK 改訂版」鶴薗 賢吾 (著) ソフトバンククリエイティブ (2009/10/14)

参考書

「ライトウェイト・プログラマのためのiPhoneアプリ開発ガイド」百瀬 健太 /古渡 晋也/プロモバイル株式会社(著), 翔泳社 (2009/9/10)

「Phoneアプリ成功の法則」日経BP社出版局(2009/12/17)

その他の情報・資料は開講後,バーチャルクラスルームにて適宜指示する

連絡先

吉田(088-656-7897, yos@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: バーチャルクラスルーム,メール,ツイッター(@atsuya_yoshid)等で24時間可

備考

1.バーチャルクラスルームはhttp://elearning.ias.tokushima-u.ac.jp/general/
2.受講者はiPhoneアプリ開発を実際に行うため,授業時間外の作業も行う