2010年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

生活と社会 / 人材マネジメント

Living and Society / Human Resource Management

平成19年度以前の授業科目:『生活と社会』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『生活と社会 / 人材マネジメント』

准教授・西村 孝史

2単位

 月(13.14) 夜間主(全)

授業のタイプ

講義

授業の目的

人材マネジメントは,人的資源管理論,人事管理論,あるいは労務管理論とも呼ばれ,人・金・モノ・情報といった経営資源の中でも人に注目した講義です.企業の中で働くとはどういうことなのか,お金さえ払えば,人は懸命に働いてくれるのかなどを考えます.同時に派遣労働や格差,ワーキングプアなど最新のトピックを事例を交えて説明します.

授業の概要

企業や組織が目的を達成するためにどのように人材を活用しなければならないのかを理論的側面と事例から説明します.一部の授業でゲストスピーカーもしくはDVDの視聴を考えています.

キーワード

人材マネジメント,モティベーション,リーダーシップ,キャリア,働き方の多様化

受講者へのメッセージ

この科目は,昨年度,昼間に開講していた人材マネジメントと同内容の講義を夜間に開講するものです. 教師がパワーポイントを用いて講義を行う形式です.授業中出席を兼ねたミニレポートやコメントを求めることがあります.

到達目標

1.営利組織であっても,非営利組織であっても,何からの形で人材を管理する必要があります.アルバイトでお金をもらうことやアルバイトという就業形態そのものも人材マネジメントの1つです.自分がどういう条件だったら働いてもいいと思うのかを授業を通じて考えてみてください.

授業の計画

1.イントロダクション,講義概要説明
2.経営学の基礎:経営学の位置づけと企業の特徴
3.経営学の基礎:学説史的理解
4.人材マネジメントとは何か
5.人材マネジメントを行うための組織構造
6.働く人のモティベーション1:内容理論
7.働く人のモティベーション2:過程理論
8.リーダーシップ
9.人事制度の基礎:配置と異動
10.人事制度の基礎:育成とキャリアデザイン
11.人事制度の基礎:人材の評価
12.人事制度の基礎:賃金と昇進・昇格
13.ゲストスピーカーまたはDVD
14.働き方の多様化とワークライフバランス
15.期末試験
16.総括授業

成績評価の方法

出席点が20%,期末試験80%を考えています(但し,受講人数によって変更の可能性があります.その場合は事前にアナウンスします).

再試験の有無

行わない

教科書

特になし

参考書

守島基博(2004)『人材マネジメント入門』日経文庫

佐藤博樹・藤村博之・八代充史(2007)『新しい人事労務管理』有斐閣アルマ.

連絡先

西村(総合科学部1号館 2階中棟(2215), 088-656-7171, t-nishim@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週月曜日 12:00-16:00 経営組織論研究室(2215),それ以外の時間でも事前にメールで連絡をしてもらえれば対応できます.2010年4月以降は,総合科学部1号館3F中棟になります.