2010年度 保健科学教育部 保健学専攻 看護学領域 博士前期課程

看護教育学

Nursing Education

教授・關戸 啓子, 非常勤講師・グレッグ 美鈴

2単位

目的

専門看護師に求められる看護教育力を探求すると共に,看護ケアの質を高めるために必要な看護職への教育的働きかけや教育環境作り,継続教育を効果的に遂行するための知識と技術について探求する.

概要

看護教育制度および看護継続教育の現状と課題について理解を深めるとともに,看護職への教育のあり方についてプレゼンテーションや討論を通して考察する.また,高度実践看護職として,看護の質向上に必要な継続教育の企画・推進のための知識・技法について学ぶ.

キーワード

継続教育,専門看護師教育制度,キャリア発達

注意

講義のみでなく,学生がプレゼンテーションする場や討論する場も設けるので,積極的に参加し発言して欲しい.

目標

1.1.看護教育・継続教育の歴史的変遷を理解する
2.2.専門看護師としての看護現場の質を高めるための継続教育の在り方を考察する
3.3.専門看護師に期待される看護教育力を養う

計画

1.1回:Ⅰ.看護教育・継続教育の歴史的変遷と概観(關戸)
2.2回: 2.看護教育と看護政策
3.3回: 3.看護専門職の生涯教育・継続教育
4.4回: 4.専門看護師教育制度について
5.5回:Ⅱ.CNSとして看護現場の質を高めるための継続教育のあり方
6.6回: 2.成人教育とは
7.7回: 3.看護専門職とは
8.8回: 4.看護専門職者のキャリア発達とは
9.9回: 5.よい人材育成のための継続教育のあり方
10.10回: 6.課題発表:「看護現場の質を上げるための看護職への教育的働きかけ」に関連した個々の関心と課題について,事前に決定したグループ毎にプレゼン
11.11回: 7.看護における継続教育に関する研究成果と実践への活用
12.12回: Ⅲ.専門看護師に期待される看護教育力(關戸)
13.13回: 2.看護専門職に対する看護教育の実践と教育計画
14.14回: 3.ケア改善のための教育的取り組みの実際
15.15回: 4.看護職者に対する教育的働きかけ,動機付け,教育環境つくり(図書館,研修ルーム,e-learning 等

評価

授業への参加度,プレゼンテーション,レポートを総合して評価する. 教科書

教科書

教科書は使用しない.

参考資料

必要時,適宜資料を配布する.

連絡先

關戸(088-633-9035, sekido@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週水曜日,金曜日18:00∼19:00

備考

講義のみでなく,学生がプレゼンテーションする場や討論する場も設けるので,積極的に参加し発言して欲しい.