2011年度 工学部 知能情報工学科 昼間コース — [選択] 3年(後期)

オペレーティングシステム

Operating System

講師・光原 弘幸

2単位

目的

計算機を利用する上で必要不可欠な存在であるオペレーティングシステムの仕組みを理解する.

概要

本講義では,プロセスの構造および制御,メモリ管理,I/Oサブシステム,ファイルシステム,セキュリティなどを扱う.さらに,演習問題を解くことによって,オペレーティングシステムの理解を深める.

キーワード

オペレーティングシステム,プロセス制御,入出力デバイス,メモリ管理,ファイルシステム

要件

計算機の仕組み,C言語を理解していることが望ましい

目標

1.オペレーティングシステムの仕組みを理解する.
2.オペレーティングシステムに関する問題の解決策を考えることができる.

計画

1.オペレーティングシステム概論
2.コンピュータアーキテクチャと割り込み
3.プロセスとスレッド
4.スケジューリング
5.相互排除と同期
6.メモリ管理
7.仮想記憶
8.ファイルシステム
9.セキュリティ
10.ユーザインターフェイス
11.分散処理
12.OSの構成法
13.OSの運用と管理
14.組み込みOS
15.試験
16.返却とまとめ

評価

レポート,小テストなどの平常点,および期末試験の成績を総合して行う.平常点と期末試験の比率は4:6とする.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

特に指定しない.適時資料を提供する.

参考資料

松尾啓志 著「オペレーティングシステム」森北出版

河野健二 著「オペレーティングシステムの仕組み」朝倉書店

大澤範高 著「オペレーティングシステム」コロナ社

連絡先

光原(C棟502, 088-656-7497, mituhara@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日午後6時から午後8時

備考

1.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.
2.授業計画1∼14は最終試験により達成度評価を行い,最終授業で達成度を自己確認してもらう.