2011年度 工学部 知能情報工学科 昼間コース — [選択] 3年(後期)

コンピュータネットワーク

Computer Networks

講師・柏原 考爾

2単位

目的

本講義では,情報流通基盤としての通信ネットワーク全体を体系的に把握し,それを支える基本的な主要技術を理解する.

概要

本講義では,まず,通信ネットワークの全体像を体系的に把握するために情報流通基盤としてのネットワークの変遷について学ぶ. 次に,それらを支える基盤技術について理解を深めるとともに,現在のIPネットワークが抱える問題点とそれを解決するための新しい技術を学ぶ.

キーワード

情報ネットワーク,コンピュータ·ネットワーク,IPネットワーク,ネットワーク·アーキテクチャ

要件

特になし.

注意

講義内容を理解するには,毎回の授業に対して,2時間の予習と2時間の復習が必須となる.

目標

1.通信ネットワークの全体像を体系的に把握し,それらを支える基盤技術を理解する.
2.現在のIPネットワークが抱える問題点とそれを解決するための技術を理解する.

計画

1.情報通信ネットワークの概要
2.インターネットとコンピュータネットワーク
3.公衆電話網とディジタル回線
4.コンピュータネットワークのための伝送網
5.異機種間相互接続
6.OSI参照モデル(上位層)
7.OSI参照モデル(下位層)
8.TCP/IP
9.インターネットとIPネットワーク
10.IPネットワークによる情報流通
11.LAN
12.無線ネットワーク
13.ブロードバンド·アクセスネットワーク
14.ネットワーク機器
15.ネットワークシステムの設計·構築·運用
16.期末試験

評価

授業計画1∼15の内容に関し,講義の最後に行なわれる期末試験により達成度評価を行なう. 平常点は受講姿勢,小テスト,レポートの総合評価とする. 平常点を2割,期末試験を8割として評価する. ネットワークに関する基礎知識(評価に関する総得点が60%以上)を修得した者にのみ単位を与える.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

使用しない

参考資料

Behrouz Forouzan, "Introduction to Data Communications and Networking," McGraw-Hill

連絡先

柏原(kojikasi@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)