コンピュータ入門
Computer Exercise
助教・上手 洋子
1単位
目的
電気電子工学科に在籍する4年間で最も活用してほしい情報処理実習室の利用に関する講義と実習を行い,コンピュータに親しみキーボードの扱いに慣れることはもちろんのこと,これからのインターネット社会に備えた教育を行う.
概要
まず,コンピュータ社会における倫理(モラルやマナー)について概説する.そして,UNIXオペレーティングシステムの操作,その上で利用可能な各種ソフトウエアの利用方法を講義·実習する.特に,インターネットを利用した電子メール·WWWに関する実習を十分に行う.
キーワード
情報倫理,UNIX,インターネット,LaTeX,電子メール
先行科目
情報科学 / 情報科学入門
関連科目
注意
本授業は,上級科目のプログラミング関係の授業の基礎になることはもちろんのこと,学生生活上の掲示版としても活用されているインターネット教育も行う.したがって,十分習熟しなければ今後の学生生活に支障をきたすと思われるので,休まずに受講して欲しい.また,授業時間外でも申し出さえあれば実習室を開放するので,課外時間も十分に活用してほしい.
目標
1. | コンピュータ社会における倫理(法律·モラル·マナー)を十分理解している. |
2. | 電子メールなどのインターネットサービスの操作方法を理解し,情報の送受信が自由にできる. |
3. | UNIXオペレーティングシステムの操作(基本的なコマンド操作·ファイル操作·ディレクトリ操作)を理解している. |
4. | 論文作成ツール(文書作成ソフト・図面作成ソフト)を習得する. |
計画
1. | コンピュータ社会における倫理;法律,モラル,マナー |
2. | 実習システムの使い方 |
3. | 電子メール;メールアドレス,送受信の一連の操作 |
4. | オペレーティングシステムについて |
5. | UNIX入門;基本コマンド |
6. | ファイル操作,ディレクトリ操作 |
7. | 日本語入力;ローマ字入力,日本語変換 |
8. | エディタの使い方;テキストの入力と修正 |
9. | プログラミング入門;プログラム言語 |
10. | C言語でプログラムを作成 |
11. | レポート作成;文書整形ツール |
12. | グラフ作成ツール |
13. | インターネット入門;インターネットとマナー |
14. | インターネットセキュリティ |
15. | WWW;ホームページのしくみ |
16. | 自分のホームページを作ってみよう |
評価
到達目標の4項目が各々達成されているかをレポート課題80%, 平常点(実習状況等)20%で評価し,4項目平均で60%以上あれば合格とする.
JABEE関連
(A)教養·倫理20%,(B)社会情報20%,(C)[主目標]工学基礎40%,(D)専門基礎20%
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
u-learningシステムを用いて講義資料を配布する
参考資料
阿曽弘具ほか共著「UNIXとC」近代科学社
連絡先
備考
授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に1時間の予習・復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.