2011年度 工学部 建設工学科 夜間主コース — [選択] 3年(前期)

地盤工学

Geotechnical Engineering

准教授・上野 勝利

2単位

目的

概要

構造物を支える基礎構造物と,その荷重を受ける地盤の挙動について学ぶ. 第1∼4回は地中応力の求め方について,第5∼10回は浅い基礎の支持力について,第11∼16回は杭基礎の支持力について学ぶ.

キーワード

地中の応力

先行科目

土の力学1,土の力学2

要件

土の力学1, 2を履修すること.

注意

土の力学1, 2を履修すること. 講義には教科書,定規,コンパス,電卓を持参のこと.

目標

1.斜面の安全率を求めることができること.
2.静止土圧,主働土圧,受働土圧の概念を理解し,それぞれの土圧を求めることができること.
3.地盤の支持力を求めることができること.

計画

1.斜面の安定(1):概説,安定性の評価,直線すべり面の解析
2.斜面の安定(2):安定係数による概略解析
3.斜面の安定(3):円形すべり面の解析1
4.斜面の安定(4):円形すべり面の解析2
5.斜面の安定(5):到達目標1の試験
6.土圧(1):概説,掘削時の土圧
7.土圧(2):ランキン土圧
8.土圧(3):クーロン土圧
9.土圧(4):擁壁の安定計算
10.土圧(5):到達目標2の小テスト
11.支持力(1)---各種基礎工法,サウンディング
12.支持力(2)---浅い基礎の支持力
13.支持力(3)---杭基礎の支持力
14.支持力(4)---杭基礎の水平抵抗
15.支持力(5)---到達目標3の試験
16.試験の解説

評価

到達目標に挙げた3項目が各々達成されているか,対応する3回の小テストによって評価し,平均で60%以上であれば合格とする.各到達目標の成績に対する配分は,それぞれ30%,35%,35%とする.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

土の力学1,2に同じ.

参考資料

ジオテクノート 地盤を探る (地盤工学会発行)

入門シリーズ 地盤工学数式入門(地盤工学会発行)など

連絡先

上野(A504, 088-656-7342, ueno@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 学科の掲示を参照のこと

備考

授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.