2011年度 工学部 知能情報工学科 夜間主コース — [必修] 3年(前期)

ソフトウェア設計及び実習1

Software design and practice 1

准教授・獅々堀 正幹, 准教授・泓田 正雄, 准教授・緒方 広明, 講師・得重 仁, 講師・森田 和宏, 講師・光原 弘幸, 助教・渡辺 峻, 助教・松本 和幸, 助教・伊藤 桃代

3単位

目的

大規模ソフトウェアの作成を通じ,総合的能力(問題設定,問題分析,問題解決,能動的学習,グループワーク,コミュニケーション技術)および専門的能力(ツール運用,分析/設計,コーディング,デバッグ手法)を短期間のうちに習得することを目的としている.

概要

最初にレポート作成技術を学んだ後,Makefileの作成法,ライブラリー化,デバックツールの使用法等,プログラミング手法の基礎的課題に個人単位で取り組む.その後,ロボカップ·サッカーシミュレーターのエージェント開発を行う.エージェントの基本動作を個人単位で習得した後,戦略性を持ったエージェントを開発し,最終的に試合コンテストを行う.

キーワード

プログラム作法,デバッグ手法,グループワーク

要件

コンピューター入門1,2,データ構造とアルゴリズム1,2の履修を前提にして実験を行う.

目標

1.抽象的な問題を具体的な問題に分析し,方針を決め,適切な手法をとり,粘り強く問題を解決する能力を育成する.
2.チームで協力しあって企画,スケジューリング, 設計,製作,評価,保守などの各プロセスを期限内で遂行する能力を育成する.
3.成果を口頭または文書により明確かつ論理的に表現でき,プレゼンテーションによって双方向コミュニケーションを行える能力を育成する.

計画

1.ソフトウェアガイダンス
2.プログラミング手法1(プログラム作法)
3.プログラミング手法2(ライブラリー化)
4.プログラミング手法3(デバックツール)
5.サッカーシミュレーターの全体説明
6.エージェントの基本動作1(オフェンスエージェント基礎)
7.エージェントの基本動作2(オフェンスエージェント応用)
8.エージェントの基本動作3(DFエージェント)
9.エージェントの基本動作4(GKエージェント)
10.エージェント·プログラムの開発
11. 〃
12. 〃
13. 〃
14.試合コンテスト
15.最終戦術プレゼンテーション
16.予備日

評価

基礎課題レポート,プレゼンテーション(発表),総合課題レポートを総合して評価する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

各実習毎に指定される.

参考資料

各実習毎に指定される.

連絡先

獅々堀(D棟214, 088-656-7508, bori@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日:15時∼18時
泓田(Dr.棟603, 088-656-7564, fuketa@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日 15:00∼18:00(年度ごとに学科の掲示を参照すること)
緒方(C507, 088-656-7498, ogata@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日∼金曜日:午後5時∼6時
得重(C棟303, 088-656-9447, tokusige@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日,火曜日(16:00-18:00)
森田(Dr.棟603, 088-656-7490, kam@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日 16:00∼19:00(年度ごとに学科の掲示を参照すること)
光原(C棟502, 088-656-7497, mituhara@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日午後6時から午後8時
渡辺(C301, 088-656-7487, shun-wata@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 金10:00∼12:00
松本(C211, 088-656-7654, matumoto@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
伊藤(D208, 088-656-7512, momoito@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日 14:00∼18:00 (D208)

備考

1.無断欠席および遅刻,期限後の報告提出は一切認められていない. また,ソフトウェア設計及び実習1未習得者は,ソフトウェア設計及び実習2を受講することはできず,通年科目として扱う.
2.全ての実習と発表をおこない,全てのレポートを提出することが義務づけられている. その上で,基礎課題レポート,プレゼンテーション(発表),総合課題レポートを,5対2対3の比率で評価する. 但し,この比率は変更されることがある.
3.授業計画1∼9は,レポートにより達成度評価を行なう.
4.授業計画10∼15は,レポート及びプレゼンテーション発表により達成度評価を行なう.