電気施設管理及び法規
Management and Laws Associated with Electrical Facilities.
1単位
目的
電気施設管理を行うにあたり必要となる電気事業法を理解させるとともに関連の法律,政省令についても内容を解説する.また,電力自由化等,最近の制度改正の動きについても解説する.
概要
電気事業法の目的,定義並びに電気施設管理に係る規程を解説し,電気施設の工事·維持·運用に必要な法律の知識の知識力を養成するとともに,エネルギーの管理方法についても解説を行い,知識の養成を図る.
キーワード
電気事業,電力施設および管理,技術基準,架空地中電力線,電力系統運用
先行科目
関連科目
要件
発電工学,エネルギー工学などのエネルギ関連科目をよく理解しておくこと.
目標
1. | 電気事業法および関連の法律を理解する. |
2. | 技術基準および規格の基本について理解する. |
3. | 電気施設管理の方法について理解する. |
計画
1. | 電気事業と電気法規の変遷 |
2. | 電気事業法の目的と事業規制 |
3. | 事業用電気工作物の保安 |
4. | 一般用電気工作物の保安 |
5. | 技術基準の基本事項(電圧,近接) |
6. | 技術基準の基本事項(電線) |
7. | 技術基準の基本事項(絶縁,接地) |
8. | 発·変電所の電気工作物 |
9. | 架空·地中電線路 |
10. | 電気使用場所の施設(電気機械器具) |
11. | 電気使用場所の施設(低圧屋内配線) |
12. | 電気に関する標準規格 |
13. | 電力需給及び電源開発 |
14. | 電力系統運用 |
15. | 総括と討論 |
16. | 試験 |
評価
試験100%で評価する.
JABEE関連
(A)教養·倫理30%,(D)専門基礎30%,(E)[主目標]専門分野(電気エネルギー)40%
対象学生
開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能
教科書
竹野正二著 「電気法規と電気施設管理」 東京電機大学出版局
参考資料
講義中に紹介する.
連絡先
川田(E棟2階北 B-10, 088-656-7460, kawada@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (水)(木) 16:00-17:00
備考
授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.